先日の記事でお伝えした通り、旅行コンシェルジュサービスJournyのプランに従って、母とベルリン旅行へいくことにした。結果的に一部提案された旅程から外れたところもあったものの、概ねプラン通りに行動し、大変楽しい時間を過ごせた。
念のためお伝えしておくと、Journyはハイエンドの旅行サービスと個人旅行の中間のようなサービスだ。1日あたり25ドルの料金を支払えば、Journyがパーソナルコンシェルジュのように機能し、旅行の計画やレストラン・ホテルの予約などを行ってくれる。さらに街を散策中は、Journyが提案するプランを iOSアプリ、もしくはダウンロード可能なPDFファイル上で確認できる。
ベルリン初日はJournyのプラン通りにスタートし、まずはホテル近くのカフェへ行き、そこからチェックポイント・チャーリーへ向かった。プラン内の個々の行き先には説明文が添えられており、チェックポイント・チャーリーについては「冷戦期の様子を伝える物悲しい場所。1989年以前のベルリンにおいては、もっとも外国人利用者の多かった検問所で、過去27年間に街がどのように変化していったかがありのまま伝わってくる」と記載されている。そしてイーストサイドギャラリー(冒頭の写真参照)に到着するまでには、私も母もそこがかつてはベルリンの壁の一部で、壁崩壊後はアート作品へと姿を変えたとバッチリ予習を済ませていた。
このように基本的にはJournyがオススメするスポットのほぼ全てを訪れたが、訪問順はプランからはずれることもあった。現状では旅程を変更するためにコンシェルジュ(年中無休ではない)にコンタクトしなければならないため、自分で計画内容を編集できるような機能が追加されるとさらに便利になるだろう。
試しに右のスクリーンショットを見てみてほしい。この日私と母は、まずプラン通りにホロコースト記念碑へと向かい、その後ブランデンブルグ門へ歩いて行った。しかし前日既にウンター・デン・リンデンを訪れていたため、それ以降はプランから外れて行動することになった。
もうひとつ、食事関連の機能に問題があった。Journyでオススメされたレストラン自体は素晴らしかったものの、コンシェルジュが予約したはずのお店を訪れた際に、予約ができていないと言われてしまったのだ。そのときはお店が混雑していなかったため大した問題にはならなかったが、改善点であることに変わりない。
とは言え1日あたり25ドルという料金を考慮すると、Journyのサービスには文句のつけようがない。プランには旅行中に試せるさまざまなアクティビティが日ごとに記載されていて、地図にもその情報が表示される。そしてその全てがひとつのアプリ内で完結するのだ。もし次の旅行先もJournyがカバーしている5大陸60都市の中に含まれているようであれば、ぜひ再度このサービスを利用したい。
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(翻訳:Atsushi Yukutake)