Niantic(ナイアンティック)は、ポケモントレーナーや魔法使いとして現実の街を歩き回ることを世界中にうながしてきた。次は何か?今度はトランスフォームする時がやってきた。
80年代に大ヒットとした変形ロボット玩具「Transformers(トランスフォーマー)」は、Nianticとのパートナーシップにより、マッピングを多用したジオロケーション中心のゲームを構築する最新のIPとなる。
詳細はまだ完全に明らかになっていないが、現時点でわかっている限りの情報をお伝えする。
- タイトルは「TRANSFORMERS:Heavy Metal(トランスフォーマー:ヘビーメタル)」。事前登録のページはこちら。
- このゲームは、Hasbro(ハズブロ)、タカラトミー、そしてシアトルが拠点のゲーム開発スタジオ「Very Very Spaceship」とのコラボレーションで制作される。
- 発表によると、プレイヤーは「ディセプティコンとの戦いで正義のオートボット(サイバトロン)と結束した人間のグループ」である「ガーディアンネットワーク」の一員となり、1人またはフレンドとともにターン制バトルでディセプティコンと戦う。
- このゲームは、NianticのARプラットフォーム「Lightship Platform」上に構築されている。Lightshipプラットフォームは「Pokémon GO(ポケモンGO)」や「Harry Potter Wizards Unite(ハリー・ポッター:魔法同盟)」、そして現在開発中の「CATAN(カタンの開拓者たち)」などに使われているのと同じエンジンだ。
- 発売日はいつ?まだ具体的には決まっていないが、近日中に「一部の市場」でソフトローンチし、その後「2021年の後半」に全世界でリリースする予定だという。このような段階的なリリースは、Nianticの典型的なアプローチだ。「ポケモンGO」はまず日本でスタートし「カタン」は2020年ニュージーランドでひっそりとリリースされた。
これまでに公開されたのはコンセプトアートのみだが、ポケモンGOや「魔法同盟」に似たゲーム性を示唆している。特に右側のバトル画面は、ポケモンGOのバトルによく似ている。
今作は、2016年の夏にポケモンGOが成し遂げたように、世界を席巻するだろうか?そうはいかないかもしれない。当時、斬新さと懐かしさが絶妙にブレンドされたポケモンGOは、ちょうどいいタイミングでツボにはまった。しかし「魔法同盟」は発売から2年経った今でも活発に開発が行われているほど多くのユーザーに支持されており、Nianticはマップを中心としたゲームを増やす余地がまだあると考えているようだ。Nianticの担当者は、このゲームが、同社が現在開発中の10本の現実世界タイトルのうちの1つであることに言及し、市場には多くの余地があると考えていることを示唆した。
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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Niantic、ポケモンGO、位置情報、トランスフォーマー、AR
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(文:Greg Kumparak、翻訳:Aya Nakazato)