Oculus Quest向けフォートナイト風バトルロイヤルゲーム「POPULATION: ONE」が登場、FbはZ世代に食い込めるか

Fortnite(フォートナイト)はVRやiOSでは利用できないかもしれないが、Oculus QuestのユーザーはまもなくVRのための独自のFortniteクローンを手に入れることになるだろう。

BigBox VRは、その資金調達と最初のローンチ発表から2年近くが経ち、ついにそのバトルロワイヤルゲーム「POPULATION: ONE」をQuestとRiftのプレイヤーに展開する準備を整えた。

共同設立者のChia Chin Lee(チア・チン・リー)氏とGabe Brown(ガベ・ブラウン)氏は、Smashbox Arenaと呼ばれるシューティングゲームでバーチャルリアリティのゲーム開発をスタートさせたが今回の「POPULATION: ONE」はゲームスタジオにとって大きな賭けとなる。

新型コロナウイルスの感染蔓延は、Questの売り上げを押し上げ、テクノロジーに詳しい人やパワーユーザーのためだけのものではなく、本物のコンシューマーデバイスへと変化させることに成功した。もし、バーチャルリアリティを体験した新しいQuestユーザーが、Epic GamesのFortniteのようなバトルロイヤルゲームに参加することができれば、この新しいソーシャルフォーラム上でFacebookのマーケットシェアを獲得するためのキッカケを与えることに大いに役立つだろう。

FortniteがZ世代とその後に続く世代のソーシャルフォーラムになったことについては、多くの記事に書かれている。これらのユーザーがTikTokやFortniteに引かれていく中で、Facebookはソーシャルネットワークが必要とする新しい消費者層を十分に獲得しきてれていない。

そして、先に書いたように、BigBox VRのタイトルはFortniteと一瞥以上の類似性がある。

いや、このゲームがFortniteといくつかの類似点を共有していると言うのは控えめな表現だろう。縮小された環境でのバトルロワイヤルゲームであるだけでなく、序盤で滑空して武器を探したり、Fortniteのように建物を建てる機能までもがゲームプレイの中心となっているのだ。そうは言っても、PUBGをきっかけにバトルロワイヤルタイトルが爆発的に増えている現在、どれもお互いに多くの共通点を持っている。BigBoxの場合、モーションコントロールとすべてが等身大で自分のコントロールの中にあるという一般的なVRの感覚が特徴的なのだ。

もしこのゲームがFortniteの人気をバーチャルリアリティで再現できれば、ソーシャルネットワーキングの巨人が伝統的に追い詰められてきた市場で、FacebookとBigBox VRにとって一石を投じることになるかもしれない。

Facebook Connect 2020

画像クレジット:BigBox VR

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(翻訳:TechCrunch Japan)