もしもあなたが、ラップトップでもあるがタブレットでもあり携帯電話でもありWindows 8.1マシンでもあるがAndroidデバイスでもある、という機種を必要としておられるなら、そんな製品をここでご紹介できると思う。Asus Transformer Ⅴ(←ヴィーではなくファイヴ)と呼ばれるそのデバイスは、デフォルトではAndroidでブートするデュアルブート機で、スクリーンの後ろには同社のスマートフォンZenFoneが、お母さんの背中の赤ちゃんのように張りついている。これを買う人に無限の混乱と悦楽を与えることは、間違いないだろう。
“タブレット”の部分はWindows 8.1でもAndroidでもどちらでも動く。本体に寄生しているZenFoneのOSにWindowsからアクセスでき、スマホがタブレットを完全に支配できる。スマホとの接続を切ると、画面をWindowsまたはAndroidのラップトップ…キーボードあり…として使えるし、あるいはキーボードのないWin8またはAndroidのタブレットとして使える。今年のComputexで最珍のハードウェアとなるだろう。それが、この製品のすべてか。
お値段は発表されていないが、安くはないだろう。 Engadgetにこんな記事も載ってるが、この奇妙な怪物が店頭に並ぶのはもっと先のようだ。
デュアルブートのタブレットそのものは、ぜったいおもしろいと思う。Windows上のアプリケーションを使いたいときもあれば、電池節約のためにAndroidを使いたいこともある。でもぼくがいちばん知りたいのは、頭の中を疑問符だらけにして店頭で立ち尽くすであろうお客さんを、納得させて買う気にさせるだけの、説得力あるユースケースとして、Asusが何を提示するかだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))