マーケターと営業のデータをGoogleスプレッドシートに自動集約するDemand Sageが約3億円超を調達

最近、Upland Softwareに買収されたモバイルアナリティクスのLocalytics(Localyticsリリース)の創業者が立ち上げたDemand Sageは米国時間9月17日、Eniac VenturesとUnderscore VCが共同リードするシードラウンドで300万ドル(約3億1500万円)を調達したことを発表した。

CEOのRaj Aggarwal(ラージ・アガーワル)氏とCTOのHenry Cipolla(ヘンリー・シポラ)氏、そしてCPOのRandy Dailey(ランディ・デイリー)氏と2月に話をしたとき、「必要とするデータとインサイトをマーケターがもっと容易に得られるようにしたい」というビジョンを述べていた。そして、彼らが最初に提供したサービスは、インバウンドマーケティング・セールスプラットフォームであるHubSpotのデータからGoogleスプレッドシートのレポートを自動的に作ることだった。そして最近ではDemand Sageは営業データも対象に加えた。

それについてアガーワル氏は「我々はマーケターに強いが、最近は営業のリーダーたちも助けを必要としていることに気付きました。そこで今では、これまでの彼らに欠けていた可視性を提供しています。それにより、どこで商談が行き詰まったのか、実際に売上に貢献しているアクティビティは何かを彼らは知ることができます。営業とマーケティングは重複している部分が大きいので、特に中小企業では両方を相手にする方が理にかなっっています」と説明する。

同氏によると、Demand Sageではコードを必要としない「Report Builder」を導入したり、営業担当者がどの取引に注意を払う必要があるかを判断するのに役立つ見識ツールをテストしたりすることで、あらかじめ用意されたレポートテンプレート以外の製品ラインアップを拡充したという。

Demand Sageの顧客で、DraftedのCEOを務めるVinayak Ranade(ビナヤク・ラナーデ)氏は「私がこれまで使ってきたあらゆるセールスおよびマーケティングツールを使えば、最終的にはデータをスプレッドシートにエクスポートして数字を掘り下げていくことはできる。しかしDemand Sageでは、まるでGoogleスプレットシートのパワーユーザーを雇ったみたいで、本当に見たいデータを自動的に作ってくれる」とのこと。

新型コロナウイルスの感染蔓延中にビジネスがどのように推移したかについて同氏は「需要は本当に急増しました。企業は、ビジネスモデルの変化に応じて、よりコストパフォーマンスに優れたソリューションと柔軟性を必要としています」と語った。

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画像クレジット:Demand Sage

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa