Synologyの初めてのルーターが合衆国市場に進出、Google OnbHubより簡素だが多機能・安定性・使いやすさを強調

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Synologyはまだ、合衆国であまり知られているブランドではないが、でもこの台湾の企業は、この国で知名度をどうしても上げたいと願っている。同社はこれまで、NAS(network-attached storage)デバイスDiskStationシリーズをメインに売ってきたが、これからは同社の初めてのルーターRT1900acも、合衆国市場に持ち込むつもりだ。

Synologyのルーターは合衆国では、メーカー希望価格149ドル99セントで買える。この価格は、よく売れているTP-LINKのArcher C8や、NetgearのAC1750など、ミッドレンジの802.11acルーターと肩を並べ、ハードウェアの仕様もよく似ている。またGoogleのOnHubルーターの199ドルからに比べると、安い。

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これまで非常に長年、ルーターは人びとの関心を呼ばない製品だった。ルーターなんて、やるべきことをやってくれれば、それでよい。たしかにずっとそうだったが、でもソフトウェアはかなりお粗末だった。それを数年前、ついに変えたのがOnHubだった。Googleはそのルーターで、良いデザインの、(多くの人びとにとって)使いやすいハードウェアが可能であることを示した。同社は、今ある無愛想なルーター、とりわけケーブルモデムに内蔵のルーターからの、アップグレード需要をねらった。

Googleのルーターは、大量の複雑性をできるだけ隠して、使いやすくすることをねらっているが、Synologyもやはり、ルーターのセットアップを極端に簡単にしようとしている。しかも、マニアのような人が、設定のあらゆる細部をいじくることも可能だ。

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ルーターとして使うだけなら、電源コードとEthernetケーブルをつなぐだけだ。このデバイス上のWi-Fiネットワークのアドミンのアカウントとパスワードも作る。以上で、1分もかからない。これで、インターネットにつながる。

ゲストネットワークも簡単に作れる(5GHzまたは2.4GHz、あるいは両方;ローカルネットワークへのアクセスあり/なし)。信号が特定のデバイスだけに行き、使用帯域をアプリケーションごとに管理できるために、ビームフォーミング(beamforming)をセットアップする。

ルーターをVPNやDNSファイル、メディアサーバーなどに変えるためのアプリケーションを、付属品のUSBドライブからインストールできる(SDカードスロットもある)。前面のパイロットランプの点滅は、いやなら停止、またはそのon/offをスケジュールできる。

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以上はすべて、SynologyのRouter Manager(SRM)を使って行う。このソフトウェアは、なんとなくデスクトップ的なインタフェイスだ。なにしろ、ルーターのすべての機能を、単純なポイント&クリックで行える。SynologyのNASデバイスを使ったことのある人にとっては、おなじみのインタフェイスだ。ルーターとそのNASデバイスとの、相性も良い。

ルーターがルーターとして動けばそれで十分、という人にとっては、このSynologyの製品にはGoogleのOnHubで導入された自動チャネル切り替え機能、のようなものはないが、ルーターとしての性能はぼくが使っているTP-LINKのOnHub並だ。デバイス間のファイル転送は速いし、Xbox Oneで見るYouTubeビデオは遅延やバッファリングがない。要するにWi-Fi接続の全体が、とてもがっちりしてて、不安感がない。Synologyが提供しているさまざまなおまけ的機能も加えれば、より堅牢なルーターになるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa