ハードウェアのマジシャンと呼ばれるBunnie Huangの、完全にオープンソースなラップトップコンピュータNovenaは、クラウドファンディングの目標額を達成し、1月に発売可能となった。締め切りまでまだ13時間ある(米国時間5/18現在)が、目標額10万ドルをとっくに超えて50万には達しそうだ。
このラップトップはツール不要のシンプルなアップグレードができる設計と、完全にオープンなアーキテクチャを目指している。PCBも完全オープンで、その上にARM/Freescaleの2GHクァドコアプロセッサ〔jpDOC〕が載る。OSも自由にダウンロードできる。
標準構成で1995ドルとお高いが、マザーボードだけなら500ドルだ。
ケースの内部にはガススプリング(ガスダンパー)があって、それがスクリーンを立てたり寝せたりする。ただしケースはユーザが完全にカスタマイズでき、自作品を使ってもよい。ケース内部(ケースの底)にはHuangが”Peek Array”と呼ぶ基板マウント用のネジ穴が並んでいる(上図)。つまり、ユーザが今後、好きなものを何でもマウントできる。
基本バージョンはバッテリーコントローラとスクリーンはあるが、キーボードはない(ユーザが自分で用意する)。ただし5000ドルの”heirloom”は、木とアルミで手作りされた完成品のラップトップだ。
これはハードウェアおたくのHuangが最近発表したものの中では、最高の傑作の一つだろう。資金募集キャンペーンは目標額を上げて続行中のようだから、あなたが気軽にハードウェアハッカーになれるための、よいチャンスかもしれない。お値段は、量産量販になればきっと下がるだろう。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))