みんながレストラン予約サービスReservationHopを一斉に非難、ファウンダはそれが意外でびっくり

じゃあ、あなたもReservationHopのこと知ってたかな? つまり、Twitterでそれほどホットな話題ではなかったけど、それをたまたま知った人たちは、驚くほど激しい毒舌大会をおっぱじめたのだ。

本誌のライターJosh Constineも、超長い毒舌記事”Stop The #JerkTech“(愚劣なテックを停止せよ)を書いた。

そのアイデアは、要するに、ReservationHopが人気レストランの予約を取るのを手伝ってくれるのだ。どうやるかというと、まず同社があらかじめ予約を取り、その予約を指定時刻の4時間前までにユーザが買い取る。上乗せ料金は最低が5ドルだ。

[無責任で低俗、サンフランシスコ市民をばかにしているから、みんなに嫌われるだろう。]

たしかに、“天才的だ”とか“投資家が関心を示している”など、ポジティブな反応もある。でもほとんどのツイートが、中でもとくに感情的なやつは、ものすごくネガティブだ。Twitterだけでなく、The Next WebのJosh Ongは、“いかがわしい”サービス、テクノロジを利用したダフ屋だ、とこき下ろした。

ReservationHopのおかげで、よけいに予約が取りにくくなる、という苦情もある。(最近、市当局が禁じた)駐車場の“また売り”と比較する人もいる。でもReservationHopは公共スペースの権利をまた売りしてるわけではないから、市から訴えられることはないだろう。

[そのうち、災害時用の避難施設のスペースを、行列に並びたくない人に売るサービスも現れるか。]

ReservationHopのファウンダBrian Mayerにメールで取材したら、 “批判は覚悟してたけど、敵意のすごさにはびっくりしたね。サンフランシスコの人たちは、食べることと、楽をすることが元々好きだから、それをねらっただけなのに”、と彼は言った。

[愚劣なサービス。人気レストランの予約を盗んでそれを5ドルで売ってる。]

酷評を浴びたMayerは、コンセプトを擁護している。レストラン自身が、ZurvuKiller Rezzyなんか同じようなことをしてるし、Alineaはプリペイドのチケットを売ってる、と彼は言う。彼曰く、偽名を使ったりしないし、レストランには最初から堂々と目的を正直に話しているそうだ。偽名という、厄介な問題がないのは良いと思うが。

Mayerの主張では、“ただのものを有料で売ってるという非難があるけど、レストランの席はただでは取れないよ。席は需要に対して供給が少ないから、予約がない人は長時間待つという“代価”を支払わなければならない”、という理論だ。。

ぼく個人としては、ReservationHopのアイデアも、それへの反応も、まあ一種のエンタテイメントだね。スタートアップって、無意味でくだらないものばかり作って、人に迷惑ばかりかけている、という一般的な先入観の現れかもしれない。愚劣、バカ、くだらんという批判についてMayerに感想を聞いたら、彼に直接そう言った人はいないそうだ。

7月3日はキリスト教の祝日でもあるから、テクブログも軒並みひまだしね。

[でも、少なくとも、笑えたよ。]

[画像: Flickr/jenny downing]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))