Googleは数多くの野心的な試みを進めているが、インターネット・インフラの整備が困難な地域に気球からインターネット・アクセスを提供するプロジェクトLoonもその一つだ。
今日(米国時間7/29)、スリランカ政府はGoogleのプロジェクトLoonによって全土をカバーする最初の国となろうとしていることを発表した。Googleとの協力により、「スリランカの全国民は安価な高速インターネット接続が利用できるようになる」という。
Google Loonは2013年に発表された後、メディアには断片的な情報しか流れていなかった。今回の発表はスリランカとLoonの双方にとって画期的なものだ。
スリランカの外務大臣は声明の中で、「スリランカは国民同士で、また外部とも結びつきが強いという誇り高い歴史的遺産 を最先端のテクノロジーによって取り戻そうとしている。数ヶ月後にわれわれは『スリランカは結びついた』と言えるだろう」と述べた。
また声明はスリランカ出身でシリコンバレーのベンチャーキャピタリスト、Golden State Warriorsの共同所有者であるChamath Palihapityaがこのプログラムに参加し、大いに貢献したことを称えている。起業家が出身国にこのような形で貢献するのを聞くのは嬉しいことだ。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)