食品ロス削減のフードシェアリング「TABETE」運営のコークッキングが1.5億円のプレシリーズA調達をクローズ

食品ロス削減のフードシェアリング「TABETE」運営のコークッキングが1.5億円のプレシリーズA調達クローズ

食品ロス削減のためのプラットフォーム「TABETE」(タべテ。iOS版Android版)を運営するコークッキングは6月3日、プレシリーズAにおいて、累計調達額1.5億円でクローズしたと発表した。引受先は、Social Entrepreneur3投資事業有限責任組合(既存)、taliki1号投資事業有限責任組合(新規)、永井恒男(新規/アイディール・リーダーズ株式会社代表取締役CEO)、福島保氏(新規)、﨑山謙治氏(新規/JBA関西株式会社ディレクター 公認会計士)、他3社。調達した資金はTABETEのサービス拡大に向けた資金にあて、利用エリアの拡大やアプリの改善を行う。

TABETEは、まだおいしく安全に食べられるのに、店頭では売り切るのが難しい食事をお得に「レスキュー」(購入)できる、フードシェアリングサービス。掲載店舗数は1500軒、登録ユーザー数40万人超(2021年5月時点)。飲食店・小売店で廃棄の危機にある食事と、テイクアウト購入をしたい消費者とを直接マッチングさせる仕組みによって、食品ロス発生を水際で防いでいるという。これまでに累計で11万食以上が「レスキュー」され、57トン相当以上の食品ロス削減を実現したそうだ。

食品ロス削減のフードシェアリング「TABETE」運営のコークッキングが1.5億円のプレシリーズA調達クローズ

またTABETEでは、飲食店や小売店は、廃棄の危機にある食事を1品から出品可能。出品したメニューは即時にTABETEアプリに掲載されて40万人以上のユーザーが閲覧できるようになる。

購入が確定すると通知が届き、その後引取時間になると購入者が店頭に来店。購入者が提示するアプリの画面を確認して商品を渡せば「レスキュー」完了となる。なおユーザーは、アプリ上でクレジットカード決済を済ませてから引き取りに行く仕組みのため、店頭での金銭のやり取りは発生しない。

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食品ロス削減のためのフードシェアリング「TABETE」運営のコークッキングが資金調達を実施
フードロス削減プラットフォーム「TABETE」運営のコークッキングが資金調達を実施

カテゴリー:シェアリングエコノミー
タグ:コークッキングTABETE資金調達(用語)日本(国・地域)

食品ロス削減のためのフードシェアリング「TABETE」運営のコークッキングが資金調達を実施

食品ロス削減のためのフードシェアリング「TABETE」運営のコークッキングが資金調達を実施

食品ロス削減のためのフードシェアリングサービス「TABETE」(タべテ。Android版iOS版)運営のコークッキングは11月20日、プレシリーズAラウンドのサードクローズとして、資金調達を実施したと発表した。引受先は、DDHoldings Venture Capital、中国電力、kemuri ventures、中川成久氏など。

今回の資金調達により、TABETEサービス開発の強化や展開エリアの拡大、「TABETEレスキューデリ」、「TABETEレスキュー掲示板」の規模拡大を通じ提供価値を最大化していく。

TABETEは、飲食店や小売店で廃棄の危機にある食事と、テイクアウト購入をしたい消費者とを直接マッチングさせる仕組み。まだおいしく食べられるのに「捨てざるを得ない危機」にある飲食店の食事を、ユーザーが「1品」から「美味しく」「お得」に購入することによって「レスキュー」できるプラットフォームとなっている。

20〜40代の働く女性を中心とした約32万人のユーザー・飲食店や惣菜店を中心とした約1400店舗に登録しており、累計で6万3000食以上の食品ロス削減に成功した。

TABETE レスキューデリは、商業施設内の店舗が当日の営業を終了した時点で余っている商品などを買い取って従業員向けに再販売する仕組み。営業時間内にロスを減らせるTABETEとの相乗効果で、多くの中食店が集う施設内でさらなる食品ロス削減を目指す。

TABTE レスキュー掲示板は、食品ロスになりそうな食べ物を全国からレスキューできる直送サービス。2020年秋から始動しており、生鮮食品などの食品ロス削減においても着実に成果を上げているという。

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フードロス削減プラットフォーム「TABETE」運営のコークッキングが資金調達を実施

フードロス削減「TABETE」運営のコークッキングがJR東日本スタートアップなどから資金調達

フードロス削減のためのプラットフォーム「TABETE」(タべテ。iOS版Android版)運営のコークッキングは8月13日、プレシリーズAラウンドのセカンドクローズとして資金調達を実施したと発表した。引受先は、JR東日本スタートアップ、Social Entrepreneur3投資事業有限責任組合(PE&HR)、東松山起業家サポート投資事業有限責任組合(PE&HR)、麻生要一氏。

調達した資金は、サービス開発の強化、TABETE展開エリアの拡大、TABETEレスキューデリ(駅ナカをはじめとする商業施設において展開中)の拡大を通じた提供価値の最大化に利用する。

フードシェアリングサービス「TABETE」は、まだおいしく食べられるのに「捨てざるを得ない危機」にある飲食店の食事を、ユーザーが「1品」から購入できる仕組み(プラットフォーム)。飲食店・小売店で廃棄の危機にある食事と、テイクアウト購入をしたい消費者とを直接マッチングさせることで、食品ロス発生を水際で防いでいるという。

現在、20〜40代の働く女性を中心とした約29万人のユーザー・飲食店や惣菜店を中心とした約1300店舗が登録。累計4万9000食以上の食品ロス削減に成功した。

フードロス削減「TABETE」運営のコークッキングがJR東日本スタートアップなどから資金調達

TABETEではサービスコンセプトとして「フードロス削減」を掲げており、予想外のできごとや急な予約のキャンセルなどによって頻繁に発生し、完全な対策が難しいとされる飲食店・惣菜店におけるフードロスの削減に寄与する仕組みを構築。「想い」を込めて準備した食事を無駄にせず、ユーザーの多様な食事の選択肢にも繋がるという、「これからの新しい食のあり方」を提案していくという。

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廃棄されてしまう食品(食品廃棄物等)などのうち、本来であれば安全に食べられるにも関わらず捨てられてしまうものをさす「フードロス(食品ロス)」。環境省の発表によると平成27年度には日本で実に約646万トンのフードロスがあったという。

この問題を解決するためのひとつのアプローチとして、飲食店や惣菜店などで余ってしまった料理とユーザーをマッチングする“フードシェアリング”サービス「TABETE」を開発しているのがコークッキングだ。

2018年4月のWeb版リリースから現在までで約4万人のユーザー、約200店舗が登録するTABETE。より使い勝手のいいプロダクトを目指し、コークッキングでは8月20日に同サービスのiOS版をリリースした。

TABETEは閉店時間や食品の入れ替え時間などの問題で、まだ安全に食べられる料理を廃棄せざるを得なくなってしまった飲食店と、その「食べ手」を繋ぐサービスだ。

たとえば急なキャンセルなどで食事が余ってしまった場合、飲食店は任意の価格と引取期限を設けて食事の情報をTABETEに掲載する。ユーザーはTABETE上からエリアを検索し、自宅の最寄り駅周辺などで気になる店舗をリサーチ。オンライン上で決済を行い、期限までに店舗に行けば食事を受け取れる。

ビジネスモデルは食事が売買された際の手数料で、販売代金の35%がTABETEの収益となる仕組みだ。

ユーザーにとってのメリットは割引価格でお得にテイクアウトできること。中食ではパン屋や弁当屋、外食では焼き鳥屋やイタリアンなど様々なジャンルの店舗が登録されていて、コークッキングCOOの篠田沙織氏によると「料理をするのは疲れたけど、コンビニやスーパーにも飽きてきた」という女性の利用が特に多いそう。ユーザーの7割を20〜40代の働く女性が占めるという。

一方の店舗側にとっても、せっかく準備した食事を捨てずに済むことはもちろん、従来は捨ててしまっていたものを売って売上の一部を回収でき、新しい顧客との接点を作るチャンスにもなり得る。

コークッキングCEOの川越一磨氏は新卒でサッポロライオンに入社するなど、飲食店での現場経験のある人物。日本の飲食店が抱えるフードロスを削減するサービスを考えていたところ、フードシェアリングの仕組みに行き着いた。

この仕組みは欧州などでは広く浸透していて、TABETEのアイデアもデンマーク発の「Too Good to Go」がヒントになったそうだ。

コークッキングでは8月にSocial Entrepreneur2投資事業有限責任組合、伊藤忠テクノソリューションズ、SFCフォーラムファンド、NOW、オプティマ・ベンチャーズ、222パートナーシップから数千万円の資金調達も実施。

セールスや開発など組織体制を強化し、今回のiOS版アプリを皮切りに今後はエリアの拡大なども含めてプロダクトの拡充を図っていくという。