昔っぽい未来のためにCAD/CAMと3Dプリントで重厚な木製家具を作るGoebel & Company

Goebel Furnitureの連中は昔流のやり方ですばらしい木製家具を作っているが、デザインのバラエティはCAD/CAMと3Dプリントによるモデルで作り、それから各部材を顧客の注文にぴったり合わせて正確に彫ったり削ったりしていく。Martin Goebelが経営するこの企業は、商用家具と一般家庭用の家具を作っている。商用と言っても、すごくずっしりしていて、心温まるデザインだ。家庭用家具には、遊び心がある。

セントルイスにあるGoebelのワークショップを訪ねたら、彼はそこでハードウッドを寝かせ、それを見事に成形していた。トレンディなウィスキーバーのある通りをずっと行くと古い自動車販売店があり、その中の一角に、隠れるようにして彼の作業場がある。その建物の背後から近づくと、濃密なおがくずの香りに迎えられ酔いそうになる。裏口が入り口であり、正面入口はない。路地から入ろうとすると、会社で飼ってる犬たちが軽快に駆け寄って歓迎してくれる。主人のGoebelは熟練の木工職人で、人間的魅力とびしっとした規律感の両方がある。この楽しい場所から、すばらしい作品が生まれているのだ。

上のビデオを楽しくご覧いただけたら、同社のWebサイトにも行ってみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

MarkForgedが壊れないオブジェクトを3Dプリントできる秘密がわかった

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CESで初めて見たMarkForgedは、ほとんど壊れない(壊せない)オブジェクトを作る3Dプリンタをデモしていた。プラスチックの層と層のあいだに炭素繊維を織り込むことによって、彼らは、今まで見たことのない、最高にクールなオブジェクトを3Dプリントしていた

 

先日ボストンで、MarkForgedのファウンダGreg Markが、彼のワークショップの全貌を見せてくれた。そこで初期のプロトタイプと最終製品を見て、カーボンファイバという地球上でいちばん硬いものをどうやって3Dプリントするのか、その秘密が分かった。

[ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Pinball Hall Of Fameで歴史に思いを馳せつつ、もちろん素直に遊んできた

パックマンやポン(Pong)、あるいはスペース・インベーダーなどが流行る前、誰もが興じていたのはピンボールだった。懐かしく思い出す人も多いことだろう。

ご存知のように、先週はCES 2014のためにラスベガスに滞在していた。取材の合間を縫って、なんとかPinball Hall of Fameを訪問することができた。電気機械式のゲームマシンを集めた非常に面白い施設だ。Things And Stuff(Stuff and Thingsでも良いらしい)のDirectorであるTim Arnoldに話を聞くことができた。電気機械式ゲームマシンをきちんとメンテナンスして使えるようにしておくことをライフワークとしている。

Arnoldは何年もかかってコレクションを充実させてきた。彼はピンボール機の大手メーカーであるBally社で技術者として働いていた経歴を持ち、現在もその技術を活かして数百台にのぼるマシンのメンテナンスを行っている。ピンボール台は、多くのピンボールファンたちと競いながら、ファイアーセールなどで入手したものだ。全く動かなくなったものを修理したり、またパーツを取り出して他のマシンに移植したりして、壮大なピンボールミュージアムのマシンたちを稼働させている。

ここにくればないものはないと言っても良いのではないかと思う。Gottlieb、バリー、Midwayなど、さまざまのものを展示している。置いているのはピンボール台だけでなく、たとえば、トランジスタ制御となった初期のゲーム機であるBally Road Runnerなどもある。また古いマシンの修理のワークショップなども開催していて、製造から60年も経過するマシンを動かし続けることに尽力している。

歩き回ればゲーム機を巡る歴史などについても勉強になることが多い。ところでArnoldは技術屋の代表のような人物で、何でも自分の手で組み立ててしまう。若者にも、何かを組み合わせるだけでなく、自分の力でいちからつくり上げることが大切なのだと説いている。技術を身に付けることで職にあぶれることもなく、世の中から常に必要とされる人材になるのだとのこと。

Pinballも、小さなピンボールパーラーに設置されていた昔から、いろいろな変化を積み上げてきているのだと改めて思い知らされる。純然たる機械式のものから、現代のものには完全な電子制御式のものもある。ここ20年程度を振り返っても、ゲーム機はガソリンスタンドやアーケードから、家庭で扱うコンソールの中に居場所を移してきたのだ。もちろん、そういうめんどうな話など抜きにしても、Pinball Hall of Fameは本当に楽しい場所だった。

尚、「makers」のタグを付けて、TechCrunch Makersではクールな「maker」たちを取り上げている。もし「ぜひとも俺を取り上げろ」という方がいらっしゃれば、ぜひともメールでご連絡いただきたい。


(訳注:他にも写真が登録されていますので、気になる方は原文のギャラリーをご参照ください)

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(翻訳:Maeda, H