はてなブックマークやはてなブログなど、これまでコンシューマー向けのサービスを中心に提供してきたはてなが、開発者向けのサービスを今春に提供するようだ。同社は4月8日、新サービス「mackerel」のティザーサイトを公開した。
サイト上の説明によると、mackerelは複数のサーバーを「役割(Role)」という概念で分類して管理するサーバ管理ツールだという。アプリケーションサーバやデータベースサーバといった役割ごとにリソースの状況が確認できるため、これまでのサーバ管理ツールのように、1つ1つのサーバーのグラフを確認する必要がなくなるとしている。
そのほか、デプロイツールや構成管理ツールと連携することで、設定ファイルの修正などが必要なくなる。これによって人為的ミスや管理コストの削減が見込まれるという。また、サーバの状態変化などを電子メールやIRCなど各種の方法で通知可能だという。
ソーシャルメディア上では、その機能への期待もさることながら、その名称(mackerelは英語で「鯖」、サーバと鯖をかけているわけだ)にも注目が集まっている。ところでこれ、海外向けにもこの名称でリリースしたりするのだろうか。
さっそくはてなにサービスについて問い合わせたが、詳細は非公開とのこと。ただし、スタートアップを含めて、すでに多くのウェブサービス事業者から申し込みが来ているそうだ。