ライバルに負けじと、Intelは99ドルのシングルボードコンピューター(SBC)、Minnowboard Maxを発表した。LunixとAndroidが動作する。完全なオープンソースで ― ファームウェアとソフトウェアはここで見られる ― 1.91 GHz Atom E3845プロセッサーを塔載している。
ボードの設計図もダウンロード可能で、Intelのグラフィックチップセットにはオープンソースのドライバーがあるので、ハッカーは好きなようにいじれる。同製品はRasberry Piと直接競合はしないが ― Piの方が教育向けの色彩が強くエコシステムがしっかりしている ― DIY派がx86アーキテクシャーシステムをいじりつつ、ちょっとした節約をするにはよい方法だ。同システムはLuresと呼ばれるブレークアウトボードを使用しており、機能の拡張が可能だ。
Intelがこの分野に興味を持つ主な理由は、同社があまりにも長い間離れていたからだ。Raspberry Piは、Broadcommの700 MHz ARMプロセッサー内蔵のシステム・オン・チップを備える、恐らく現在最も人気のあるSBCだ。Minnowboardは、Intelの低消費電力Atomプロセッサーを再びハッカーたちの手に渡し、Intelが再びこの分野で重要な地位につくためにある ― 少なくともそれが目標だ。
新ボードは、製造元のCircuit.coから入手できる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)