シェイクスピア劇にも熱心なオンタリオ州の地に、自動運転車のテストエリア

カナダのオンタリオ州ストラットフォードに、自動運転車のための新しい指定テストエリアが開設された。ストラットフォードは毎年恒例のストラットフォードフェスティバルの開催地で、フェスティバルではシェイクスピアを始めとする様々な演劇が行われている。州の回りに散在する、6つのテクノロジーセンターで行われている自動運転車の開発に対して、ストラットフォードのテストサイトは、大々的な公道試験に向かう前の中心的役割を提供することになる。

ストラットフォードの比較的近隣にはカナダの一流大学が多く、その中には既に自動運転車の開発が順調に進むウォータールー大学も含まれている。 また州内にある多くの自動車メーカーのテクノロジーハブにもアクセスが容易で、カナダに主要エンジニアリングセンダーを持つ大規模なテクノロジー企業に手を伸ばすこともやりやすい。例えばGoogleはウォータールーにエンジニアリングオフィスを持っている。

公道上での公開試験運転が行わるのかどうかも含めて、ストラットフォードのテスト施設の完全な詳細が分かるのはこれからだ。オンタリオ州の路上での、自動運転車のテストは昨年11月に始まった。このときは多くの技術リサーチプロジェクトの中の、技術テストを許可された限られた小グループによるパイロットプロジェクトとして行われている。

ストラットフォードはこの取引の一環として、公的資金の恩恵を受けることになる。そして市はこの機会を、より多くの企業をエリア内で育成できるチャンスと捉えている。近年のストラットフォードは、デジタルテクノロジー開発を中心とした「スマートシティ」として認識されている。

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(翻訳:Sako)