Googleは12月12日、2018年のGoogle検索ランキングを発表した。調査対象期間は2018年1月1日から12月1日まで。昨年と比べて2018年中にGoogle 検索で急上昇したキーワードの1位には「ワールド カップ」、2位には「オリンピック」と、いずれもスポーツの祭典がランクインした。
急上昇ランキング
- ワールド カップ
- オリンピック
- 台風
- 山口 達也
- 漫画 村
- 大阪 地震
- 大杉 漣
- 吉澤 ひとみ
- 大谷 翔平
- 北海道 地震
スポーツの分野では、投手・打者の二刀流で活躍した、アメリカ大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルス所属の「大谷 翔平」選手も9位にランクイン。ほか、「台風」「大阪 地震」「北海道 地震」と相次いだ天災や、海賊版サイトとして違法性が指摘されて閉鎖した「漫画村」などが上位に入っている。
○○【とは】
- 仮想通貨 とは
- 皆既月食 とは
- ビットコイン とは
- 裁量労働制 とは
- ガバナンス とは
- パシュート とは
- 丸山ワクチン とは
- 万博 とは
- インフルエンサー とは
- サマータイム とは
意味を調べる時によく使われる「とは」との組み合わせランキングでは、1位に「仮想通貨 とは」、3位に「ビットコイン とは」がランクイン。ハッキングによる通貨流出や内部管理体制の不備といった、仮想通貨取引所のトラブルが相次ぐ一方、LINEや楽天、マネーフォワードなどが仮想通貨交換業参入に乗り出す動きもあり、話題が尽きない1年だった。
・【更新】仮想通貨取引所「コインチェック」、約580億円相当の仮想通貨の流出を発表
・金融庁が仮想通貨交換業者7社に行政処分、FSHOとビットステーションには業務停止命令
・「日本仮想通貨交換業協会」が正式発足、ルール整備で信頼回復を目指す
・マネーフォワード、2018年内に仮想通貨取引所を開設
・ビットフライヤーが新規ユーザーのアカウント作成を一時停止、金融庁が6社へ業務改善命令
・LINE、仮想通貨取引所を7月オープン。日米のぞくグローバルで取引可能
・楽天が仮想通貨交換業参入へ、みんなのビットコインを2億6500万円で買収
・テックビューロ:「Zaif」ハッキング被害による流出数量が判明、損失総額は約70億円に
また9位には「インフルエンサー とは」がランクイン。既存のYouTuberやInstagrammerに加えて、バーチャルYouTuber(VTuber)の活躍も拡大しており、今年もインフルエンサーは注目を集めているようだ。
・YouTuberプロダクションのVAZが21の投資家から総額約11.5億円を調達、就職支援サービスの拡大へ
・グリーがVTuber専用ライブ配信サービス「REALITY」公開、ファン獲得と収益化サポートへ
・インフルエンサーマーケティング基盤のBitStarが13億円を調達、事業会社との戦略的協業を図る
・キズナアイが参加するVTuber支援プロジェクト「upd8」運営のActiv8が6億円調達
・UUUMが誰でも気軽に参加できるオーディションプラットフォーム「NOCHISTA」を公開
・森川社長が目指すT層/F1層特化型メディア「C CHANNEL」の未来とは?
・ヤフーが新たにインフルエンサー向け動画投稿サイト開設、“短尺動画”メインに毎月500本配信へ
【仕組み】
- 仮想通貨 仕組み
- ビットコイン 仕組み
- ブロックチェーン 仕組み
- ワニワニ パニック 仕組み
- バーチャル ユーチュー バー 仕組み
- 変面師 仕組み
- チコちゃん 仕組み
- アメリカ中間選挙 仕組み
- タートルトーク 仕組み
- ニンテンドーラボ 仕組み
「仕組み」に興味が集まったワードでも「仮想通貨 仕組み」が1位、「ビットコイン 仕組み」が2位、「ブロックチェーン 仕組み」が3位と、関連ワードが上位を占めた。「バーチャル ユーチュー バー 仕組み」も5位にランクインしている。
また7位にランクインした「チコちゃん 仕組み」は、NHK総合で放送中の雑学クイズ番組「チコちゃんに叱られる!」に関するもの。番組MC・チコちゃんの「着ぐるみなのに顔の表情が変わる」仕組みを実現する最新技術について知りたいユーザーが、かなりいたようだ。
10位は「ニンテンドーラボ 仕組み」。今年2月に予約開始され、4月に発売されたニンテンドーラボは、ニンテンドースイッチのアプリと段ボール工作キットを組み合わせたおもちゃ。さまざまな動作を「自分で作って遊んで理解する」、教育的側面もある。
このほか、【平成】との組み合わせで急上昇したランキングや、話題の人、ドラマ、映画など、今年のトレンドを振り返ることができる検索ワードのランキング、および海外の検索ランキングは、Googleの公式サイトで確認することができる。