非接触型チェックイン機能をベースにした宿泊施設向けシステム「aiPass」(アイパス)を提供するCUICIN(クイッキン)は1月29日、プレシリーズAラウンドとして、第三者割当増資による総額6000万円の資金調達を発表した。引受先は、リードインベスターのサイバーエージェント・キャピタル(CAC)、エンジェル投資家の大冨智弘氏、他複数の投資家。シードラウンドを含め、累計資金調達総額は1億円となった。
今後さらに「業務効率化」「顧客体験の向上」を実現する機能開発とサポート体制の強化を進めていくことで、宿泊・観光業界のDXを早期に実現していく。
クイッキンは「Making trip better for everyone.」をミッションに掲げ、より良い旅行体験を作るために、HotelStyle OSとして「aiPass」を2020年11月に提供開始。宿泊業のDXに取り組んでいる。
aiPassは、業務効率化やホスピタリティ向上などのプラグイン機能によりカスタマイズすることで、施設のスタイルに合わせた理想のOSを実現できるという。
無料で導入できる非接触型のスマートチェックイン機能を採用しており、旅行者のスマホを使うため、安心で快適な滞在を提供できるとしている。
またプラグイン機能では、「マーケティング」「ホスピタリティ」「業務効率化」の3カテゴリーのプラグインを提供。組み合わせは自由自在で、PMS(ホテル・宿泊予約管理システム。Property Management System)などのホテルの基幹システムとしての利用も可能という。
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