スマホ時代の“新たなスタイルの保険”を提案、justInCaseが500 Startups Japanから数千万円を調達

保険の仕組みにテクノロジーを活用することで、新たな価値を生み出すInsurTech。「必要な時に必要なだけ加入できる新たな保険サービス」の提供を目指すjustInCaseも、この領域でチャレンジをする1社だ。

同社は11月16日、500 Startups Japanから資金調達を行ったことを明かした。今回の資金調達は500 Startups Japanが公開する投資契約であるJ-KISS型新株予約権方式によるもの。具体的な金額は非公開だが、関係者の話によると数千万円前半だという。

justInCaseは保険数理コンサルティング会社Milliman出身の畑加寿也氏らが、2016年に創業したスタートアップ。手間がかかりがちな従来の保険とは異なり、スマホアプリから必要な時に必要な補償を選べる保険サービスの提供を目指している。また単にスマホから手続きができるというだけでなく、収集したデータをもとにリスクを解析し保険料の最適化にも取り組む。

現在同社は少額短期保険業者の登録に向けて、関東財務局と話を進めている段階。2018年の正式開業を目指していて、本日第一弾となる「スマホ保険」の事前登録の受付を開始した。

スマホ保険は「スマホ故障時の修理代」を負担する保険で、アプリから90秒で申し込みが完結する。月々最低200円台から加入でき、加入者限定でカメラや時計などの1日保険も提供する予定だ。

AIアルゴリズムを利用してユーザの行動パターンなどを解析し、各ユーザーの安全性を算出。スコアによって、更新時保険料の割引額を決定するなど最適な保険料の実現を目指す。また友達と一緒に保険料をプールする仕組みも導入する。

今後は大手保険会社ともパートナーシップを組みながら、既存の大手保険会社にないようなニッチなサービスを提供していくという。

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TechCrunch Japan

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