金融情報のAI分析サービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」を開発するxenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)は8月6日、将来予測をする「Forecast Tech(フォーキャストテック)」領域のスタートアップのカオスマップを公開した。
xenoBrainはニュースから企業の未来を予測する金融情報のAI分析サービス。ゼノデータの担当者いわく、これまで同社が含まれる業界として「Fintech」という言葉を使ってきたが、近年では「決済サービス」が強く連想されることから、「テクノロジーを使って将来予測をする企業群」を新たに「フォーキャストテック」という言葉で分類することにした。海外ではPredictive Analysis(プリディクティブアナリシス)とも言われているそうだ。
ゼノデータいわく、テクノロジーを駆使した予測技術は各分野に発展しており、特にアメリカを中心に多くの企業が登場しているそうだ。そのため、本日公開されたカオスマップには世界中のスタートアップがリストアップされている。
ゼノデータのような経済情報のフォーキャストテック企業は、日本においては株価予測のAlpacaや企業の売上予測のNowcastが存在する。
ゼノデータは6月20日にウォール・ストリート・ジャーナルなどで知られるダウ・ジョーンズとの業務提携関係の強化、そしてxenoBrain正式版の提供開始を発表したばかりだ。同社は今後、経済事象の予測領域、フォーキャストテックがここ日本でも更なる盛り上がりを見せることを見込んでいる。