ハリー・ポッター:魔法同盟がカナダやドイツと23カ国で追加配信

棒や巨大な蜘蛛が登場する「Pokemon GO」ともいえる「ハリー・ポッター:魔法同盟」(Harry Potter:Wizards Unite)は先週にローンチされたが、サービス対象地域は米国、英国、オーストラリア、そしてニュージーランドだけだった。

これはなぜだろう。例えば、国ごとにサービスを展開することで、Niantic(ナイアンティック)はサーバーの安定性を確保することができる。ローンチ展開に時間をかけることで、世界中からTwitter上で苦情を受ける前に、どこがサーバー展開の問題であることを(願わくば)知ることができるのだ。

ナイアンティックはPokemon GOで同様の展開戦略を用いたが、それでも現在まで、サーバーの稼働に問題がある。このゲームの爆発的な人気は、まだ検証されていない初期ネットワークアーキテクチャに直撃し、数週間にわたってサービスが停止した。数週間後にPokemon GOはサービス提供国を拡大したが、それでも多くの国では数ヶ月にわたってサービスが展開されなかった。

幸いなことに、ハリー・ポッター:魔法同盟の展開はもうすこし早くなりそうだ。ローンチから2日後となる米国時間6月22日、同ゲームは以下の25カ国にて新たに展開される。

  • オーストリア
  • ベルギー
  • ブルネイ
  • カナダ
  • デンマーク
  • フィンランド
  • フランス
  • ドイツ
  • アイスランド
  • インド
  • インドネシア
  • アイルランド
  • イタリア
  • ルクセンブルク
  • マレーシア
  • メキシコ
  • オランダ
  • ノルウェー
  • パプアニューギニア
  • フィリピン
  • ポルトガル
  • シンガポール
  • スペイン
  • スウェーデン
  • スイス

TechCrunchがナイアンテックでCEOを務めるJohn Hanke(ジョン・ハンケ)氏に、このゲームのローンチについてインタビューした記事はこちらの記事(一部有料)から。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

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