フリーランス向けに報酬即日払いサービス「先払い」を提供しているyupは4月13日、国内ファクタリング業界の最新版カオスマップ(2021年4月現在)を4月8日に公開したと発表した。
支払い・請求業務や資金繰りの問題でストレスを抱えている方々は、フリーランスのような個人の方に限らず、小規模から大規模の法人まで多岐にわたるという。また同様にファクタリングサービスの提供事業者も増加傾向にあり、サービスが多岐に存在するため、ユーザーが「どんなサービスがあってどれを選択するべきなのか」悩んでしまうケースも出ているそうだ。
そこでyupは、ファクタリング業界のカオスマップ作成・公開することで、支払い・請求業務や資金繰りの不安軽減に尽力するべく、カオスマップを公開したという。
同カオスマップでは、国内ファクタリング業界における81のサービスを4カテゴリーに分類。ファクタリング業界の概要としては、「2者間ファクタリングを提供する企業が多い」「着金までのスピードが加速傾向にある」「フリーランスや個人事業主に対しても寛容なサービスが増えている」の3点を挙げている。
2者間ファクタリングを提供する企業が多い
ファクタリングサービスは、関与するプレイヤーの数によって、大きく2者間ファクタリングと3者間ファクタリングに二分できるという。3者間ファクタリングでは、利用者、ファクタリング業者、取引先の3者が関係して売掛先の現金化が行われるのに対し、2者間ファクタリングでは利用者とファクタリング業者の2者の間で売買契約を結ぶ。
この構造から、2者間ファクタリングは、請求書を送った取引先への債券譲渡通知が行われないという特徴があり、働き方が多様化する社会の流れに適した契約方法であるといえるとしている。
着金までのスピードが加速傾向にある
着金スピードの速さは、2者間ファクタリングの特徴のひとつという。例えばyupの「先払い」では、最短60分で申請した請求書の代金が支払われるようになっており、これは2者間ファクタリングのメリットを活かしたものとしている。他の2者間ファクタリングサービスでも、最短当日中など着金までのスピードが速いサービスが増えているそうだ。
フリーランスや個人事業主に対しても寛容なサービスが増えている
フリーランスや個人事業主の与信は低く評価される傾向にある一方で、働き方の多様化などにより、フリーランスや個人事業主は増加している。そのため、これらの方々の資金繰りの悩みを解決するために、個人での利用に寛容なサービスが増加しているという。
yupの「先払い」は、取引先に送った入金前の請求書情報を登録すると、報酬を即日受け取れるという、フリーランス向けオンライン型ファクタリングサービス。手続きはすべてオンラインで完結し、面談・書面でのやり取りは一切必要ない。審査は最短60分で完了し、会員登録をした当日から利用できる。利用状況を取引先に知られることもないととしている。
2019年9月26日にβ版、2020年10月8日に本格リリースを開始。累計申込件数は、提供開始から12カ月で2500件を突破し、2021年3月に7000件を突破したそうだ。
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