ホームセンター向けECプラットフォームのManoMano、売上が急伸

DIY、ホームセンター、ガーデニング用品に特化したフランスのeコマースプラットフォームManoManoを紹介して1年が過ぎた。2020年の総売上げは12億ユーロ(約1515億4000万円)と倍増し、同社は大成功を収めている。

また、2019年の売上げも2018年に比べて50%増加したことを報告しており、ManoManoの売り上げは加速している。

「ソフトな」 指標に関していえば、ManoManoは現在月間5000万のユニークビジターを集めており、これは前年比70%の増加を示している。プラットフォーム上には700万のアクティブなクライアントが存在し、これは100%の増加となる。

ManoManoはフランスのほか、スペイン、イタリア、ドイツ、英国、ベルギーでも事業を展開している。2021年には同社は北欧(ドイツと英国)にいっそう力を入れ、加盟店と顧客の両方の体験を向上させる計画だ。

フランスは依然としてManoManoの販売量の60%を占めている。そして、このセグメントを他のセグメントと区別すると、同社は現在、この市場で利益を上げている。

ManoManoはマーケットプレイスを運営する一方で、サードパーティの小売業者向けにフルフィルメントサービスも提供している。同社はまた、ManoManoProというプロフェッショナルセグメントのバーティカル事業でも順調に成長している。

ManoManoは2019年に1億2500万ドル(約131億9000万円)、2020年には1億3900万ドル(約146億6000万円)を調達しており、現在も積極的に採用をすすめチームは成長を続けている。現在は650人の従業員がおり、2021年末には従業員が1000人に増える可能性があるという。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:ManoManoeコマースフランスDIY

画像クレジット:Greyson Joralemon / Unsplash

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(文:Romain Dillet、翻訳:塚本直樹 / Twitter

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TechCrunch Japan

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