Boeing(ボーイング)は新しい宇宙船の国際宇宙ステーション(ISS)への最初の飛行という、重要な打ち上げを準備している。CST-100 Starlinerはボーイングにとって、スペースシャトル計画が終了して以来初めて、米国から宇宙飛行士を打ち上げるというNASAの商業乗員輸送プログラムに対する貢献である。
米国時間12月20日の打ち上げは、フロリダのケープカナベラル空軍基地から東部標準時6時36分(日本時間同日20時33分)に実行された。StarlinerのカプセルはULA(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)のAtlas Vロケットに搭載され、宇宙にて分離され、ISSとのドッキングに必要な軌道に向けて飛行する。
これは有人飛行に向けた重要な打ち上げだが、今回は宇宙飛行士は搭乗していない。これは「軌道飛行試験(OFT)」と呼ばれるもので、ISSステーションへの実際のフライトで使用されるすべてのシステムをテストし、すべてを有人ミッションと同じように実施するものだ。
すべてが計画通りに進めば、OFTの成功は来年前半のいずれかの時点に実施される有人試験飛行という目標に向けた、重要なマイルストーンになるだろう。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)