2020年1月にOnePlusは、最初のコンセプトスマートフォンを披露した。Concept Oneと名づけられたこの端末は色が変わるガラスを採用し、デバイス背面の「見えないカメラ」を実現した。このコンセプトは実用的というわけではないが、退屈な古いスマートフォンのアップデートという意味では楽しい気分転換だった。
この観点から見ると、今回のOnePlus 8 Tのコンセプトは大差なく、スマートフォンのアップデートという意味では特に便利というわけではない。もちろん、この技術が実際の端末に搭載される保証もない。このコンセプトの技術は実際の機能というよりも、その外観に関わる。
重要なのはECMF(Electronic Color, Material and Finish)と呼ばれる技術だ。これは基本的には、色が変わるスマートフォンを覆うフィルムだ。素材として金属酸化物を含み、電圧をかけると活性化することでガラスを濃い青から薄い銀に変える。
OnePlusは「デザイナーたちは、トルコのパムッカレ温泉にある多色の流れ出るお湯から発想しました。自然から多くのデザインが完成し、パムッカレや他の自然の要素からインスピレーションを得ることで、より自然かつ直感的で簡単な新しいインタラクション体験を作り出すことができます」と述べている。
コンセプトモデルの技術的な実用性について、OnePlusは着信を知らせるために色を変える機能を提案している。また奇妙なことに、5Gのミリ波技術によりユーザーの呼吸パターンをキャプチャし、「色を同期して変更することで、スマートフォンを効果的なバイオフィードバックデバイスにする」アイディアも登場している。
この技術が実用化するかどうか、注視しておこう。
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タグ:OnePlus、スマートフォン、コンセプトモデル
画像クレジット:OnePlus
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)