固定翼ドローンは不人気、DroneDeployの調査で判明

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DroneDeployが今週発表した商業・工業用ドローン市場の調査結果から、使用されている無人航空機の種類は、どの業界でも固定翼ドローンよりクワッドコプターの方が遥かに多いということが分かった。固定翼ドローンのメーカーにとっては嬉しくない結果だった。

SenseFly eBee Ag、3DR Aero-M、PrecisionHawk Lancasterといった固定翼ドローンは、長時間の飛行と頑丈さなどのパフォーマンス面で優れている。

固定翼ドローンは複数の回転翼を持つドローンと比べ、一般的により遠くまで飛び、1回の充電で広範囲をカバーすることができる。しかし、DroneDeployの調査によると、商業・工業目的のフライトではたった6%しか固定翼ドローンが使用されていないことが分かった。

一方のクワッドコプターは、操縦者がフライトを操作しやすく、素早く離陸することが可能で、広く使用されている。

DroneDeployのCEOで共同ファウンダーのMike Winn は「広い範囲をカバーするのに飛行前に組み立てる作業が必要な固定翼ドローンより、ユーザーは複数回飛ばしたり、途中でバッテリーを替える必要があってもクワッドコプターを利用する傾向にあります」と説明する。

ただ、商業・工業用の固定翼ドローンの製造メーカーはクワッドコプターや他の複数の回転翼を持つドローンも開発しているところが多い。

また、DroneDeployの調査から過去4ヶ月の間だけで300万エーカー(およそ1万2000平方メートル)をドローンで地図化されたことが分かった。比較するために昨年の数値を見てみると、昨年は1年を通して撮影された範囲は200万エーカー(およそ8100平方メートル)にも満たなかった。

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今のところ農業でドローンを最も活用されていて、次に建築業界が続く。採鉱、調査、石油、ガス燃料の業界もドローンを急速に活用し始めている。

最近では他の業界もドローンの活用方法を見つけている。例えば教育、救急サービス、不動産などの業界だ。これらの業界は1年前までドローンの検証すら行っていなかった。

昨年、市場で最も利用されたドローンのハードウェアはDJIで、次にSenseFly(Parrot所有の会社)、3DR、AgEagle、Parrotの順だった。最も市場で人気のあるドローンカメラのテクノロジーはDJI、Canon、Sony、GoPro、Mapirだった。

DroneDeployは、ドローンを商業・工業目的で使用したいと考える企業の多様なニーズに対応するソフトウェアとシステムを提供している。地図の作成、交通量の測定、会場の監視とセキュリティー対策、農作物への農薬散布、上空からの農作物の健康状態のモニタリングなどだ。

DroneDelpoyは過去16ヶ月に渡り、130の国における同社のカスタマーのドローン関連の活動を元に今回の調査結果をまとめている。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

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TechCrunch Japan

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