増井雄一郎氏、堤修一氏も参加決定、TechCrunch Tokyo Hackathonは空き枠あり!

11月に開催するTechCrunch Tokyo 2014だが、このイベント本編ともいえる11月18日(火)、19日(水)の2日間に先立つ週末の11月15日、16日の土日に「TechCrunch Tokyo Hackathon 2014」を開催予定というのは、すでに告知の通り。東京・台場のコワーキングスペース「MONO」を借りきって200人規模での開催を予定している。

すでにたくさん参加表明を頂いているハッカソンだが、特別参加エンジニアとしてゲストをお招きしたのでお知らせしたい。増井雄一郎(masuidrive)氏と、堤修一氏だ。2人にはエンジニアとして最初からチームに入り、ブレストや開発、プレゼンなどをしていただくことになっている。

masuidrive、もしくは「風呂グラマー」としても知られる増井雄一郎氏は、現在、料理写真共有サービスの「ミイル」の元CTOで、現在は店舗向け予約受け付けサービスの「トレタ」のCTOとして活動している。PukiWikiなどのオープンソース活動や早い次期からRuby on Rails関係の開発で知られていて、2008年4月にはアメリカでBig Canvas社を設立して、iPhoneアプリなどの開発を行うなど、そのときどきに「来そう」なテクノロジに早く飛びつくタイプだ。そして2010年12月から2年弱は、米Appcelerator社のテクニカルエバンジェリストを務めるなど、ごりごりのエンジニアというよりも、会社も含めて新しいアプリやサービスを作る活動を続けてきた人でもある。最近では個人でメモサービスの「wri.pe」やRubyでiOSアプリのネイティブアプリが作れる「MobiRuby」など話題になるプロダクトをリリースしている。ハッカソン向きのプロダクト指向の強いエンジニアだと思う。

もう1人の堤修一氏は、昨年のTechCrunch Hackathonで講演をお願いして、「スキルなし・実績なし 32歳窓際エンジニアがシリコンバレーで働くようになるまで」というタイトルで以下のような発表をしていただいた。このスライドは昨年ネット上で話題となった。

堤氏はiOS方面では良く知られたエンジニアで、500 Startupsに参加するグロース・プラットフォーム「AppSocially」の元開発者でもある。かつて「スキルなしのおっさんだった」というが、京都大学大学院で情報学をやってNTTデータやキヤノンで音声・画像処理の研究開発をやっていたという時点で、「スキルなしはねぇだろ」とツッコミたくなるわけだが、それにしても着実にステップアップしている感がすごい。2014年に独立してからは、iBeaconを実店舗に導入する仕事や、BLE関連の仕事として、WHILLやMoffといった日本発のハードウェアスタートアップに携わるなど多くのプロジェクトをこなしているそうだ(ブログ1ブログ2)。どうやったら、そうやって面白いプロジェクトに関わってエンジニアとして生計を立てて行けるのかについて考察した「とあるシングルスタックエンジニアの生存戦略」(おもしろく働くための、わらしべ長者方式)もエンジニアであれば必読だ。

さて、TechCrunch Tokyo Hackathonだが、まだチケットに余裕がある。ガチでプロダクトを作っている増井氏、堤氏らと楽しくハックしたい人は是非早めの参加登録をお願いしたい。

 


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。