最高裁にサービスの合法性を確信させなければならないという、たいへんな状況を今抱えているAereoは、それでも前進をやめない。
Aereoの名を初めて見る読者もいるかもしれないが、同社は、(アメリカ人の標準である)ケーブルテレビ経由でテレビを見たくない人のために、小さなアンテナを月額8ドルで貸し出し、そのアンテナが受信した内容をインターネット経由でユーザに送ったり、あるいはユーザの指示で番組を録画したりする。ケーブル企業は、彼らがテレビ局に払っている再送信料をAereoは払っていないから違法だ、と主張している。Aereoは連邦地裁レベルの二度の裁判にどちらも勝訴したが、4月22日には最高裁の審理が始まる。
同社はこのほど、12月に予告したとおり、5月29日からChromecastのサポートを開始する、と公式に発表した。
なお、AereoのChromecastサポートは当面Androidのみだ。AereoのiOSアプリはもちろんあるが、それはまだChromecastをサポートしない。
そしてもちろん、これはAereoが最高裁で勝訴したら、という前提がつく。Aereoのメインの投資家であるBarry Dillerは、最高裁で敗訴したらほぼ終わりだ、と覚悟を述べている。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))