業務管理プラットフォームのAsanaが自動化ツールを公開

米国時間10月17日、業務管理プラットフォームのAsanaが、日常的に繰り返すタスクを軽減する新機能のサービス開始を発表した。この新機能は「オートメーション」と呼ばれていて、ユーザーは「もしこうだったら、こうする」というオリジナルのルールを作成できる。さらにOCRツールや、このサービスの機械学習の能力を統合する新しいスマートテンプレートのほか、音声の文字起こしサービスも提供する。

Asanaのプロダクト担当トップのAlex Hood(アレックス・フッド}氏は次のように語る。「今年前半に我々は、チームがもっとアジャイルに仕事の計画、監視、管理ができるようにする『ワークロード』を導入した。今回のオートメーションではルーティンのタスクを自動化できるので、面倒な反復作業はAsanaに任せて仕事にもっとエネルギーを使えるようになる」。

ルールビルダーにはサービス開始時に70以上のルールがプリセットされているが、もちろんユーザーは独自のルールも作成できる。例えばこのサービスを使ってタスクを特定のチームメンバーに自動で送ることができる。同社が今回発表した新機能はすべてそうだが、このアイデアもチームを1日中振り回している「仕事のための仕事」を自動化するものだ。

新たに追加されたOCRと文字起こしのサービスは、AsanaのiPhoneアプリで利用できる。これももちろん自動化のためだ。ミーティングでの話やホワイトボードを簡単に取り込むもので、取り込んだデータはAsana内で特定のタスクに割り当てることができる。

スマートプロジェクトテンプレートも、Asanaの利用に関する作業を軽減する。同社は「これからはイベントプランニングやキャンペーンのローンチといったテンプレートを使えば、業務スケジュールを即座に仕上げられる。タスクの締め切りで問題が生じたらAsanaが自動で修正するので、プロジェクトやワークフローの準備にかかる時間が短縮され、仕事に多くの時間を使えるようになる」と説明している。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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