未来の考古学者は今のわれわれの文明の遺跡を見て、なぜこんなにたくさんのスマートウォッチがあったのか不思議に思うだろう。たとえばこの、Gabriel Anzzianiが作ったオシロスコープウォッチは、本格的なオシロスコープを人の手首につける。なぜそんなことを? そうしてはいけない理由は、どこにもないからだ。
このウォッチのオシロスコープはXProtolab製の本物で、表示部(オシロスコープ本体)、波形生成、ロジックアナライザー、周波数コントローラなどの部分から成る。Anzzianiが3Dプリントで手作りしたプロトタイプはあまりぱっとしないが、60000ドルの目標額に達したら、ちゃんとした製品がお目見得するだろう。
アナログ入力が2、デジタル入力が8あり、最終的に腕時計型になるか懐中時計タイプになるかはまだ決まっていない。128×128のディスプレイが波形を表示し、時刻も表示する。ご自分のArduinoプロジェクトのための測定ぐらいは、すぐにできるはずだ。100ドルの投資で1台もらえるが、発売予定は来年の4月だ。
あなたはオシロスコープウォッチが必要かな? 必要な人は世界中に一人もいないと思うが、でもこういうものを実際に作ってみようとするハードウェアハッカーがいること自体は、おもしろいよね。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))