AmazonのTapは、兄弟製品のEchoより音が良くて、昨年発表されたときも、スピーカー付きのAlexaデバイスというより、Alexa機能のあるBluetoothスピーカー、という位置づけだった。もうひとつの違いは名前に表れていて、音声機能を有効にするためにはユーザーがマイクロフォンをタップ(tap)するのだ。
ソフトウェアのネットからのアップデートは今日届いたが、実際にその物に触る必要性はなくなっている。タップ不要だ。Alexaの名前を呼ぶだけで、Alexa Appが応答し、ハンズフリー(hands-free, 手を使わない)で、Amazonのスマートアシスタントが起動するのだ。
アップデートは今すでに提供されているが、上で述べたように、アプリに対して名前を呼ぶ、というイントロがまず必要だ。従来どおりタップで使いたい人や、このインターネットに接続されたデバイスをずっと待ち受け状態にしておきたい人は、声を出してAlexaちゃんを呼ばなくてよい。
このアップデートによってEcho Spatial Perception(ESP)というものがインストールされる。ユーザーの近くにある、ほかのAmazon製品を見つけて、それと関連した応答をする、という機能だ。