米国時間12月3日、Atlassian(アトラシアン)はユビキタスなプロジェクト追跡サービスJira(特にJira Software Cloudバージョン)のアップデートし、コードが開発パイプラインをどのように動くかを視覚・測定するための新機能を追加した。これにより、プロジェクトマネージャーと開発者は、コードチームが作業しているコードや、そのコードが配置パイプラインのどこにあるかについて、より深い洞察を得ることができる。Jira Software Premiumのユーザーは、サービス内で展開の頻度とサイクルタイムを追跡することもできる。
「『洞察』という神話に近い世界に到達しようとする中で、多くのチームは統合をコントロールと間違えている。しかし課題はツールの数ではなく、統合されほうだ。アジャイルソフトウェアチームが必要とするすべてのプロダクトを提供するベンダーは1社も存在しないため、点と点を手作業でつなぐ仕事がこれからもチームの重荷になる」とJiraのチームは今回の発表で述べている。
Atlassianによると、今回のアップデートそのためのものだという。ほとんどのチームにとって、Jiraは既に各作業が何らかの形で文書化されている中心的なリポジトリであり、その作業の一部はAtlassianのツールを使うが、そのほとんどはサードパーティのサービスのコンテキストで行われる。この度のアイデアは、このDevOpsワークのすべてを統合して、それにより多くの可視性と、その企業の開発パイプラインの状態に対するインサイトを提供するというものだ。
具体的に4種のアップデートがある。最初の「Jiraでコードを書く」はJiraの中でコードを書けるという意味ではなく、BitbucketやGitHub、GitLab、あるいはGit Integrationの中の、どのJira用リポジトリに対して現在、アクティブに仕事をしているのかを見ることだ。「デプロイメント」という新しい機能でユーザーはいまや、Bitbucket PipelinesやJenkins、Azure DevOps、Circle CI、Octopus Deploy、JFrogなどのCI/CDサービスのすべてにわたる、デプロイ情報をリアルタイムで見ることができる。
「どの機能がどの環境へデプロイされたかを知りたいプロジェクトマネージャーでも、プロジェクトの中でチームがアイデアからプロダクションへ移行するのに要する平均時間を知りたいチームリーダーでも、Deployments in Jiraのタブに回答が表示されます」と同社は説明する。
最後の2つの機能は、料金が高くよりエンタープライズ的なJira Software Premiumにしかないが、デプロイの導入頻度とサイクルタイムに関する詳細な測定基準を提供する予定だ。ここでの目的は、チームがトレンドをよりよく理解し、プロセスの異常値を特定するのに役立つ、より多くのメトリックを提供することだ。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)