BetterCloudは、Google G Suiteに欠けてる機能を加える方法としてスタートした。そしてその後、そのほかのSaaSツールもサポートするようになり、昨年はAPIも公開したので、デベロッパーはBetterCloudを利用していろんなSaaSを統合できるようになった。そして今日同社は、Integration Centerというものを発表した。それは同社のユーザーが統合(インテグレーション)を構築しコミュニティとシェアできるための場所だ。
昨年のAPIの発表は、デベロッパーが特定の顧客企業のためにインテグレーションを構築することを想定していた。しかし今日の発表では、コネクタをシェアしてそれらを交換し合う場所が主役だ。BetterCloudのプロダクト最高責任者(CPO) Jim Brennan氏はそう語る。
Brennan氏の説明では、「これからローンチするBetterCloud Integration Centerは、一つの場所でユーザーがいろんなインテグレーションを発見し、インストールし、構成できるサービスだ。インテグレーションを構築するのはわれわれでもよいし、コミュニティの作品でもよい。APIを使って作ったものは、何でもお互いに共有できるからだ」、という。
インテグレーションを交換する場所であるだけでなく、それを一歩々々構築できる場所にもしたい、と同社は考えている。もちろんパワーユーザーは、自力でAPIを使いこなせばよい。Brennanによると、最初のころのAPIはデベロッパーのための知識がぎっしり詰め込まれていたが、それでもなお別のデベロッパーポータルへ行く必要があった。今度のIntegration Centerではしかし、体験がシンプルであるだけでなく、それ自身がBetterCloudの内部へ統合されている。
同社は、そういうSaaSインテグレーションの例として、32のすぐに使える作例を紹介している。それらは、Zoom、Atlassian、GitHub、PagerDuty、Intercom、AWS、Tableau、Duo、Splunk、Datadogなどの人気サービスの統合だ。
BetterCloudは、2011年に創業された。Crunchbaseのデータによるとこれまで1億700万ドル近くを調達している。最新のラウンドは2018年の6000万ドルのシリーズEで、Bain Capital Venturesがリードした。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)