Bitcoinは上昇を続け、99の素敵な仲間たちも道連れにしている。過去24時間、時価総額トップ100の仮想通貨すべてが値上がりし、うち84銘柄は5%以上伸びた。本稿執筆時点でBitoinは7310ドルの値を付け、過去1週間で14%、直近24時間で10%近く値上がりした。
Bitcoin自身は先月7000ドルの大台を越え、過去1度ならず起きた6000ドルを下回る夏のスランプを脱する兆候を確かではないものの感じさせた。Bitcoinは6月初め急速に7500ドル前後へと回復したが7750ドルで停滞すると見られていた。今年3月、Bitcoinは1万ドルを割りそれ以来大台を取り戻していない。
長続きはしないかもしれないが、7月のこの伸びはBitcoinだけの話ではない。仮想通貨トップ100のうち、24銘柄が過去24時間に2桁の伸びを見せており、中でも0xとZcashの2銘柄は最近Coinbaseが「探っている」有望通貨だ。Bitcoinの大幅値上がりは、仮想通貨全体の伸びにつながるのがふつうだが、他の通貨が一斉に追随するのはいつものことではない。
ではなぜ、値上がりしているのか? 理由は以下のどれでもないかもしれないし全部かもしれない。
- 昨日Coinbaseは、米国当局から仮想通貨を有価証券として取引する認可を得たことを発表した。
- 先週、Coinbaseは、Cardano、Basic Attention Token、Stellar Lumens、Zcash、および0xを取引対象に追加した。
- Goldman Sachsでは現COOのDavid SolomonがCEOに就任する予定だ。Solomonは仮想通貨寄りのCEOと見られている。
- 資産管理会社のBlackRockがブロッチェーンおよび仮想通貨を研究する作業グループを作った。ただし同社のCEOは「仮想通貨の巨大な需要は見込んでいない」と警告した。
- 今月日本のLINEがBitBoxという仮想通貨交換所を設立した。ただし、通貨同士の交換は米国および日本では行えない。
どんな価格変動でもそうだが、一部報道の見出しは世界中で通貨の価格を上下させる目に見えない無数の地震信号の一つにすぎない。もし未来を占うなら、「相関 ≠ 因果」を覚えておくことだ。だからといって、占いを楽しんでいけないわけではない。
情報開示:本稿の著者はいくつかの仮想通貨を少額保有している。その理由は主として今をさかのぼる2013年に面白そうだと思って購入し、そのまま忘れていたからだ。残念ながらランボルギーニを手に入れるにはたりていない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )