Cloudflareが低価格のドメイン登録サービスをローンチ、セキュリティ機能満載で

Cloudflareにとっては、多忙な週だった。同社は誕生日の週にさまざまなニュースを約束し、そしてそのニュースを配達した。昨日(米国時間9/26)はBandwidth Allianceを発表し、今日(米国時間9/27)はCloudflare Registrarを発表した。この新しいドメイン登録サービスは、トップレベルのドメイン登録所(Verisignなど)が課金するホールセール料金しか課金しない、と約束している。ふつう、登録サービスはその上に独自の料金を課金し、ホスティングのプランやそのほかの不必要なサービスを抱き合わせで売ろうとする。

CloudflareのCEOで協同ファウンダーのMatthew Princeはしかし、この新サービスはロスリーダーではない、と言う: “Cloudflareの顧客はみな、自分のドメインを登録する必要がある。それなのに、既存のドメイン登録サービスに満足している顧客は一人もいない。だから、世界で初めての、誰もが好きになるドメイン登録所(レジストラ)を作りたいのだ”。

このサービスの展開は、Cloudflareの顧客歴の長いところからスタートする。Cloudflareは8年前にTechCrunch Disruptでローンチしたが、そのときユーザー登録した人は早めにできるだろう。でもCloudflareは、Girls Who Codeに寄付をしたら順番が早くなる、と言っている: “われわれの今度のサービスで得をするぶんを、Girls Who Codeに寄付するといいね”。

Cloudflareのサービスだから当然、この新サービスにも、二要素認証の内蔵、ドメインロックの自動化、などのセキュリティ機能がある。Whoisのプライバシー保護もある。

これらのことをすでに知ってる読者は、たぶんCloudflareエンタープライズレジストラをご存知なのだろう。それは同社の、大企業向けのドメイン登録とドメイン保護サービスだ。

〔関連記事: CloudflareのワンクリックDNSSECセットアップ(未訳)〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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