先月の記事でも触れたように、DJIのカメラスタビライザー製品はドローンから派生したものだ。しかし現在、一眼レフカメラからスタンドアロンのポケットサイズ製品まで、非常に大きな規模にまで成長した。
当然、Osmo Mobileは人気モデルの一つだ。スマートフォンユーザー向けに設計されたこの製品は、最も購入しやすいDJI製品であり、iOSユーザーとAndroidユーザーの両方が利用できる。
同社によれば、最新バージョンのハンドヘルドジンバルは「基本へと戻った」としているが、Osmo Mobile 3は実際には進化している。顧客からのフィードバックを受け止め、いくつかの重要な変更をくわえた。この新しいデバイスは小型かつ折りたたみ式なので、バックパックに入れやすくなっている。DJIの担当者はポケットに入るかもと伝えたが、それは少し言い過ぎだろう。
もう1つの大きな改善点は、DJIがシステムを片手で操作しやすくしたことだ。バックトリガーや、フロントのサムボタンの組み合わせで多くの機能が利用できる。新しいクイックロール機能では、ボタンをクリックするだけでランドスケープ(水平)とポートレイト(垂直)が切り替えられ、またトリガーをトリプルクリックすることでセルフィーが利用できる。トリガーはまた、カメラを中央に戻したり、あるいはロックができる。
ストーリーモードやジェスチャーコントロール、アクティブトラック、タイムラプス、ハイパーラプスなど、同社のドローンやハイエンド製品のRoninから受け継がれた機能が数多くある。長期間試用することはできなかったが、ビデオチームによるレビューを近日予定している。
全体的に見て、これは小さなアップデートにもみえる。また若干値下げされており、スタンダードバージョンは119ドル(約1万3000円)、トリポッド(三脚)が付属するモデルは139ドル(約1万5000円)で発売される。Osmo Mobile 3は本日から購入可能だ。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)