eコマースのためにデータに基づくマーケティングサービスを提供するBluecoreが今日(米国時間12/2)、シリーズBで2100万ドルを調達したことを発表した。ラウンドをリードしたのはGeorgian Partners、これに既存の投資家FirstMark CapitalやFelicis Venturesなどが参加した。
eコマースのサイトは、適切なタイミングで適切な消費者にメールによる案内を送って、より高いコンバージョンレートを確保したい、と考える。Bluecoreは、データに基づいてメールの送り先や送る時期の決定を自動化する。
データといっても、これまでのマーケターたちは、たとえばショッピングカートに入れたけれども結局買わなかったものに基づいてリコメンデーションを決めたりしてきた。Bluecoreを利用するとマーケターは、特定の品物を見たユーザに、それの値下げや新規入荷の情報を自動的にメールできる。
マーケターがBluecoreを利用するにあたってやることは、Webサイトのコードに一行追加して、さらに、どんなメールをどんなとき誰に送る、という“レシピ”を指定するだけだ。そのあとのことはいっさい、Bluecoreが自動的にやる。マーケターはシステムの稼働時にでも、バックエンドに対し変更を指示できる。
Bluecoreは創業からまだ2年足らずだが、すでに150あまりのWebサイト上の180のeコマースブランドに利用されている。
同社は今回の資金で機能をより豊富にし、チームを増員したい、と考えている。同社がこれまでに調達した資金の総額は、2820万ドルに達する。
BluecoreのWebサイトは、ここだ。