EVOは、3Dプリントを利用した究極の多用途自転車

数年に一度、Oregon Manifestは、全米の都市を代表するチームが作った、新しい自転車デザインのアイデアを世に出すためのコンテストを開催する。

今回サンフランシスコから参加するのは、EVO、HUGE Design、4130 Cycle Works、およびPCH InternationalLime Labによる共同製作だ。チームは、新しい3Dメタルプリンティング技術を採用した自転車を設計し、モジュール化されたアクセサリーを追加できる柔軟なシステムを作っている。

このプラグアンドプレイ方式のアクセサリーシステムでは、荷物ラック、ベビーキャリアー、さらにはサーフボードアタッチメント等を、簡単に付けたり外したりできる。その日どこで何をしたいかによって自由に付け替える。クイックコネクト・マウンティングシステムと、対称的なフレーム設計によって、EVOは様々な荷物を、自転車の前後どちらにでもほぼ自由に載せられる。

EVOの継ぎ手は3Dプリントで作られているため、そこに直線パイプをいくつか溶接するだけで非常に簡単に組み立てることができる。フレームの様々な部品を適合させるために必要な時間は大幅に減少する。

ちなみに、これはコンセプトデザインと言うべきものであり、制作にかかる費用は一般消費者の許容範囲を少々越えている。しかし、もしEVOが商品化されるとしても、Oregon Manifestに出品された自転車をデザイナーが実際に作るのは、これが初めてではない。

数年前、IDEOのサンフランシスコ拠点チームが、Faraday Bikeの最初のモデルを作り、Kickstarterのキャンペーンを成功させて、都市型多用途自転車を初めて量産した。

ともあれ上のビデオを見て、Oregon Manifestのウェブサイトお気に入りのデザインに投票するのを忘れずに。投票は8月3日に終了する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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