小売業界は、新型コロナウイルスのパンデミックにより大きく揺らいでいる。全国の店舗が閉鎖され、同時にオンライン販売が急増した。D2Cブランドは、その多くがオンラインと実店舗の両方のチャネルを展開しており、数週間から数カ月の間に前例のない変化を経験した。
こうした状況を紐解くため、Fableticsの共同CEOであるAdam Goldenberg(アダム・ゴールデンバーグ)氏と、Fableticsの今年のメンズラインで同社とパートナーを組んだ俳優のKevin Hart(ケヴィン・ハート)氏を、日本時間9月15日から9月19日まで開催されるDisrupt 2020にお招きする。
Fableticsは2013年に設立され、D2Cのアクティブウェアにおいて真に技術優先のアプローチをとってきた。特に店舗販売に関しては徹底したものだ。同社は店舗内のヒートマップを利用して、来店者の動向や商品への関心を把握するとともに、試着室にiPadを設置し、来店者が試着中に閲覧したり店員を呼ぶことができるようにした。
同社の共同創設者にはKate Hudson(ケイト・ハドソン)氏が名を連ねており、同氏によりFableticsの製品が定期的にソーシャルメディアに投稿されるため、競合他社に対するマーケティング上の優位性を持っている。
特にコロナウイルスの影響で、ドレス類をクローゼットの奥にしまって家でくつろぐ人が増えていることから、アスレジャー(スポーツウェアを普段着に取り入れたスタイル)が熱い注目を集めている。
ゴールデンバーグ氏は、高校生の時にGamer’s Allianceを設立し、人生の早い段階で起業家としてスタートした。会社は最終的にIntermix Mediaに売却され、同氏は19歳でチーフオペレーティングオフィサーに任命される。その後、Alena Mediaを創設し、それが最終的にTechStyleの雛型となった。2010年に設立されたTechStyleは、JustFab、Shoedazzle、FabKids、Savage X Fenty、Fableticsなど、世界で人気を博すデジタルファーストのファッションブランドを手がけている。
「Jumanji(ジュマンジ)」「The Upside(人生の動かし方)」を始め何十ものスタンドアップスペシャルでおなじみのケヴィン・ハート氏は、ブランドの大規模なカテゴリー拡大を象徴するメンズウェアライン、Fabletics Menの立ち上げをリードした。同氏によると、男性向けアクティブウェアの多くは顧客が求めていない技術に過剰な投資をしているが、Fabletics Menは異なるアプローチを取っているという。
Fableticsとの仕事と並行して、ハート氏は技術投資にも注力しており、Hungry(顧客と独立したシェフをつなぐケータリングのマーケットプレイスを提供)とRun The World(バーチャルイベントのスタートアップ)に小切手を書いている。
ゴールデンバーグ氏とハート氏に、パンデミック禍におけるD2Cの世界の激変についてや、同社が競争についてどう考えているか、そしてFableticsが次に何をしようとしているかについて話を聞く。また、ハート氏が最も興味を持っているテクノロジーのトレンドと投資のテーマについても話題を振る予定だ。
Disrupt 2020は、充実したスピーカーのラインナップ、ネットワークとコネクションの豊富なオポチュニティを用意して、日本時間9月15日から19日まで開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このパネルディスカッションのライブを最前列でチェックしてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用される。ぜひ活用いただきたい。
それでは会場で。
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(翻訳:Dragonfly)