Facebookは、他のIT企業がもがき苦しむなか連勝街道を走り続け、月間アクティブユーザー数は16.5億人を越え、2016年Q1の決算報告で売上53.8億ドル、1株当たり利益0.77ドルを記録した。
ユーザー数は前四半期の15.9億人から3.77%増、売上もホリデー期Q4の58.41億ドルに続く好成績だった。Q4の対前四半期ユーザー数成長率2.58%と比べて大きな改善であり、Q3の4.02%という著しい高成長率にも迫る勢いった。
アナリストの予測は売上52.5億ドル、1株当たり利益0.62ドルだった。またFacebookは、新たな株式階級を追加し、Mark Zuckerbergの会社方針に対する強権を弱めかねない投票権を得ることなく、一般人が株式を購入できるようにした。
多くの人々が月間ユーザー数に注目しているが、日間ユーザー数の方が、Facebookの健康状態を正確に反映している。Q1の日間アクティブユーザー数は10.9億人に達し、2015年Q4の10.4億人から4.8%上昇した。
モバイルはFacebookの稼ぎどころであり、同社の広告売上の82%を占め、前期の80%からさらに上昇した。
途上国では多くのユーザーがデスクトップパソコンを経ることなくスマートフォンへ行くことから、Facebookのモバイルのみユーザー数は8.94億人と、前期の8.23億人から8.62%上昇した。
Facebookは一部の早期市場で飽和状態に達しているが、途中国では未だ順調に伸びている。
決算報告には書かれていなかったが、Facebook Messengerのユーザーは10億人に達している可能性があり、その遍在性はライバルやSMS標準を蹴落とすのに役立っている。同社は依然としてLiveRailビデオ広告部門に問題を残しているが、12年目を迎えてユーザー数と売上の勢いは止まらない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)