Facebookは、映画会社が最新作を宣伝するのに役立つ2つの新しい広告ユニットをローンチしている。
最初のユニットはムービー・リマインダー広告と呼ばれており、その名のとおりの働きをする。通常、映画会社は公開の数カ月前、あるいは数年前から作品のマーケティングを開始するのだが、Facebookの広告では「興味あり」のボタンを内蔵できる。また、映画が公開された際の通知を受けるかどうかが選べる。そして公開週の金曜日には、関心のある映画ファンは上映時間とFandango とAtom Ticketsによるチケット購入オプションが掲載されているページへの通知を受けるのだ。
一方でshowtimeの広告は、映画が公開された後のマーケティングキャンペーンの後半に向けてデザインされている。これらの広告には「Get Showtimes」のボタンがあり、近くのshowtimeとチケット購入リンクを含む詳細ページにユーザーを誘導する。
Facebookが委託したAccentureの調査によると、映画ファンの58%が新しい映画をオンラインで発見し、39%がスマートフォンやタブレットからのものだという。
Facebookのエンターテイメントおよびテクノロジー担当グループディレクターのJen Howards(ジェン・ホワード)氏は、今回の広告ユニットはハリウッドのスタジオ(ディズニーの他にも厳しい夏を味わっている)の自社の広告と、映画のチケット購入をシームレスに結びつけるという。彼女はまた、それが視聴者の関心をふるいにかけ「映画ファンを直接的に消費者へと近づける」としている。
Facebookによると、すでに一部のスタジオが広告フォーマットをテストしているという。例えば、Universal Pictures(ユニバーサル・ピクチャーズ)は「The Grinch」を宣伝するためにshowtime広告を利用しており、その結果Facebookによれば「showtimeでの広告やチケット購入が大幅に増加した」という。
映画のリマインダー広告とshowtimeの広告は、米国と英国のすべてのスタジオが利用できる。
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(翻訳:塚本直樹Twitter)