Googleは7月18日、新しいサービスHireを公開した。このサービスにより、企業は採用プロセスをより効果的に管理することができる。Hireは包括的に応募者を管理するためのサービスで、G Suiteとも深く統合している。このサービスで企業は採用候補者とのやり取りや面接の進行具合を簡単に追跡することが可能になる。
2017年6月、Googleは求職者が各自にマッチした仕事を見つけるためのGoogle for Jobs構想やGoogle検索を使った求人検索機能を公開した。そして今回のは、企業が採用候補者の管理をするためのツールだ。ここまで揃うと残るピースは、企業が求人広告を掲載する際の管理ツールや、Google検索の新しいジョブ・ウィジェットに直接求人を掲載する機能だろう。しかし、AIによる求人検索エンジンを発表した際にも説明したように、Googleはこのような機能を自社で追加することは考えてなく、そこは代わりに大手のオンライン求人サイトと協力していくという。
Hireは、企業が採用候補者の管理する手間を省くためのものとGoogleは説明する。「HireとG Suiteは、連携して機能するように作ってあります。なので、採用担当者はツール間のデータの受け渡しのためにコピー&ペーストをするなどの余計な作業をする必要はなくなり、本当に重要な作業に集中することができるようになります」とGoogleのプロダクトマネージャーであるBerit Johnsonは発表の中で述べている。
Hire自体も十分面白いのだが、Googleがここ数年で開発したG Suiteのツールやバックエンド・サービスを使って特定の分野の問題を解決しようと考えていることも興味深い。土台が揃った今、Googleが今後さらにこのようなプロジェクトを投入してきても不思議ではない。
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