今月はいいことがある。来週行われる本誌TechCrunch主催のイベントDisrupt San Franciscoだけじゃないよ。Googleが今月の終わりごろ行うプレスイベントの、招待状を今日(米国時間9/18)発送したのだ。しかもそこで発表されるのは、次のNexusデバイスらしい。
同社がメディアに送った招待状には、9月29日に行われる、“Googleからのちょっとしたすてきなものに関する朝の会話に”、ご招待する、とある。
Googleはときどき、不意打ちをする。先日の、’Alphabet’の下(もと)での分社制の件もそうだった。でもGoogleの新しいハードウェア製品に関する憶測は、すでにあちこちで聞かれていた。たとえばCNETは今月初めに、29日にNexus製品がローンチする、と報じていたし、LGとHuaweiにそれぞれサイズの異なるNexusフォーンを作らせている、という説もあった。
Nexusは、意外にも、ある程度の人気ブランドになった。キャリアが小細工してないAndroidが載ることと、Googleのモバイルソフトウェア向けに最適化されているからだ。しかも、価格は手ごろだったが、メーカーはGoogle自身ではない。
LGはこれまで、Nexus 4とNexus 5を作ったが、世界のスマートフォン市場における強力な成長企業であるHuaweiは、まだこのプロジェクトに関わったことがない。推測では、LGがふつうサイズのスマートフォンを作り、Huaweiは大きなハンドセットの開発を契約したという。
それが本当なら、今の市場のトレンドにも合うおもしろい展開だ。SamsungとAppleの両社は、前者はGalaxy Note 5とGalaxy S6 Edge Plusで、後者はiPhone 6SとiPhone 6S Plusで、ともに大小二つのデバイスを出して、消費者の好みに合わせようとしている。それは当然、他社も採用する戦略だろう。
しかし、それがすべてではない。Googleには、メディアストリーミングドングルChromecastのニューバージョンもあるはずだ。今週の9to5Googleによると、Chromecast 2.0が今月の終わりに発表され、それには、WiFiとビデオ再生の高速化、複数の部屋に対応、オーディオフィードバックの改良などが盛り込まれているという。
9月29日にはもちろん本誌記者もGoogleに行くから、詳しくはそのときに。