信じられないかもしれないが、Google における黒人およびラテンアメリカ人従業員の定着率は2018年の方が2017年よりもよかった。しかし、Googleの黒人・ラテンアメリカ人の減少率(年間に辞めた社員の割合)は未だに全国平均よりも高い。
先住アメリカ人従業員に関して、Googleの減少率は前年から著しく増加した。念のために言うとこれは悪くなったという意味だ。なお、どう解釈すべきかわからないがGoogleは白人従業員の定着率も決して芳しくない。
「好ましい傾向もあるが、やるべき仕事はまだある」と、多様性受容・平等担当グローバルディレクターMelanie Parkerがブログに書いた。「特に、先住アメリカ人の減少率が悪化した。黒人およびラテンアメリカ人社員の数値は改善したが、まだ平均に達していない。これはいずれも当社が今年力を入れている領域だ」、
Googleは昨年初めて多様性報告書を公開し、年間何人の従業員が会社を去ったかを明らかにした。昨年のデータを見ると、Googleは黒人および褐色人種(brown)の維持に最も苦労した。実際、Googleでは黒人と褐色人種が全国平均以上の速さで退職した。
当時Googleの多様性担当VPだったDanielle BrownはTechCrunchに、黒人とラテンアメリカ人の減少率は「明らかに良くない」と言っている。
しかし、注目すべきなのは、女性がGoogleを辞める率は平均より低いことだった。そして2018年のデータは前年よりわずかに改善され、減少指数は94から90になった。しかし、最近のGoogleにおける騒動(ハラスメント、ストライキなど)の波を踏まえると、2019年の数値がどうなるのか予断を許さない。