GoProはヒット製品を強く必要としていた。GoProはアクションカメラの代名詞であり、このジャンルを15年前に切り開いたパイオニアだ。しかしアクションカメラ市場はずっと前から大小さまざまなメーカーの新規参入が激しく、もっと安い製品やもっと尖った機能を備えた製品がよりどりになっている。
GoProで以前から注目を集めていた撮影用ドローン、Karmaは、当初はクオドコプター市場の大手、DJIと協力して開発を進めていたが、結局単独のプロジェクトとなった。
Karmaは今年初めに発表されるはずだったが、今朝(米国時間9/19)のプレス・カンファレンスでついにベールを脱いだ。
このドローンのセールスポイントはまず第一にポータビリティーだ。アームが折りたたみ式で専用ケースにすべてが収まるデザインは明らかに持ち運びを簡単にすることを狙っている。Karmaはバックパック式ケースを含めて出荷されるので自転車やオートバイでの旅行にも好適だ。
独自のメカニズムでカメラをドローンに接続する部分には3軸スタビライザーが組み込まれている。GoProでは「ハリウッド映画レベルのスタビライザー」と呼んでいる。ジンバルの安定化のレベルはDJIが独自開発した製品に劣らないという。またドローンからスタビライザーを外してKarma Gripと呼ばれる同梱の手持ち撮影用グリップに取り付けることができる。ドローンにはHero4以降の既存のGoProを取り付けることができる。またKarma Gripは既存のGoProマウントと互換性があるのでさまざななプラットフォームに取り付けて安定した動画が撮影できる。。
Karmaドローンはタッチスクリーンを備えたコントローラーで操縦されるのでユーザーは別にスマートフォンを必要としない。ドローン本体の価格は799ドル。カメラはHero 4、Hero 5と互換性がある。今回同時に発表されたSessionカメラ同梱バージョンは999ドル、Hero 5 Blackカメラ同梱バージョンは1099ドルだ。
〔日本版〕 Karmaドローンは日本サイトから注文可能(9万円)。発売は10月23日の予定。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)