今日(米国時間2/20)の取引時間終了後、HPが2014年会計第1四半期の業績を発表した。売上282億ドル、非GAAP 1株当たり0.90ドルは、いずれも予測をわずかに上回った。投資家らの予測は、売上271.9億ドル、1株当たり利益0.84ドルだった。
HPの売上は前年同期より1%減少した。それでなぜ上回ったのか? 人々があなたの会社の売上を4%下がると予想していたなら、これは立派な数字だ。HPの非GAAP 1株当たり利益は10%増、同GAAPは17%増だった。
次の会計第2四半期についてHPは、1株当たり利益0.85~0.89ドル(非GAAP)と予測した。アナリストの予想は0.89ドル。HPが時間外取引で横ばいから下げ気味なのは、恐らくこの弱気が理由だろう。
厳しかった2013年会計第3四半期の後、HPは2期連続で堅調な業績をみせている。これを現CEO Meg Whitmanの経営プランが機能している現れだとする Julie Bortの意見に、私は同意する。
さてPCに関して。HPのパソコン事業の内訳は以下の通り。
パーソナルシステムズの売上は前年同期比4%増、経常利益率3.3%。企業向売上は8%増、消費者向売上は3%ダウン。総販売台数はデスクトップが6%増、ノートは5%増だった。
これはわれわれの予想と符合しているかもしれない。企業向けPC需要の好調が、消費者向けの低調を補って余りある。MicrosoftのOEM売上の詳細を思いだせば、ストーリーは似かよっている。プリンター売上は2%ダウンした。Whitman曰く、HPは「いま、しばらくぶりに強力なポジションにいる」。
同感だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)