アプリから簡単に食事のデリバリーができるサービスにはUberEATSなどがあるが、LINEも料理のデリバリーサービスを強化する考えのようだ。LINEは本日記者会見を行い、LINEから料理が注文できるデリバリーサービス「LINEデリマ」を発表した。
LINEデリマは独立したアプリではなく、LINEのアプリ内から利用できるサービスだ。LINEアプリの「その他」から「LINEデリマ」を選択してアクセスできる。
ユーザーはLINEデリマで出前を取れる店舗をジャンル検索、店舗名検索、エリア検索などで探すことができる。食べたい料理を選んだら、配達時間、支払い方法、配達先などの情報を入力し、注文する流れだ。
LINEデリマでは全国1万4000店のメニューから選べる。サイトを見てみると、ガスト、ケンタッキーフライドチキン、銀のさら、バーミヤン、ピザーラなどの店舗が掲載されている。レストランはLINEデリマのLINE公式アカウントからチャット形式で検索することも可能だ。
LINEデリマではLINE Payで決済ができたり、LINEポイントを使用したりすることもできる。
今後、ユーザーにおすすめメニューをプッシュ通知する機能や公園などへもデリバリーできる機能を追加する予定とLINEは説明する。また、料理だけでなく日用雑貨や生鮮食品、医薬品など、取り扱う商品を拡充していく計画だ。最終的には、1回で文房具や日用品といった様々な商品が届くサービスにすることを考えているとLINEは説明する。
LINEはこれまでも料理のデリバリーサービスを提供してきた。2016年7月より宅配ポータルサイト「出前館」と業務提携を実施し、「出前館 on LINE」を展開している。これは「出前館 on LINE」のLINE公式アカウントから出前が注文できるサービスだ。そこから機能を拡充し、LINEデリマの提供に至ったと言う。
「これまで電話で出前を取っていたところから、インターネットで注文するようになりました。LINEで出前が取れるようになれば、さらに出前の市場は拡大していくと思います」とLINEの代表取締役を務める出澤剛氏は話している。