今朝(米国時間11/4)Samsungは、700件あまりの異状が報告され、あごを負傷した人も出た上蓋方式の洗濯機に関し、強制ではない随意のリコールを発表した。このハードウェア大手は、Galaxy Note 7の一連の面倒な問題をはじめとして、このところ苦難が続いているが、この洗濯機問題はさらにそのダメ押しのようだ。
週末にかけて同社のアメリカ支社は、Noteのその状況に対する新たなアップデートを申し出た(後述)。問題のスマートフォンは、1か月近く前に生産を停止しているが、それから今日までリコールが順調に進んでいる、と同社は世の中に訴えたいのだ。
同社のスポークスパーソンによれば、“今日現在でリコール対象のGalaxy Note 7の85%近くが、Note7 Refund and Exchange Program(返金交換事業)により合衆国全域で交換された。この事業への参加者の多くは返金よりもSamsungの別のスマートフォンを受け取ることを選んだ”、ということだ。
85%ということは、まだ未対策のデバイスがかなりある、ということだ。そこで、同じく今朝、同社のニュージーランド支社は、同機種によるセルラーサービスへのアクセスを遮断する、と発表した。そしてここアメリカでは、近くSamusungは、ソフトウェアのアップデートにより、“電池の充電が60%までしかできない”ようにする。
アップデートが行われるのは明後日だが、電源を入れたり充電しようとするたびに、同機の返品を促すリマインダーが画面に出る。同機を愛している人は、永遠の別れを選ばないかもしれないが。