SpaceX、Falcon 9で韓国の通信衛星打ち上げに成功――ブースターも洋上回収

さきほどSpaceXは今年に入って16回目のFalcon 9による衛星打ち上げに成功した。顧客は韓国の衛星企業KT SATで、フロリダ州のNASAのケネディー・スペース・センターから発射された。ペイロードのKoreasat-5A衛星は静止軌道上からKT SATのユーザーにブロードバンド接続を提供する。

今回の打ち上げでもFalcon 9の1段目(ブースター)は大西洋上を航行するドローン艀、Of Course I Still Love Youの甲板に無事着陸した。

Space Xのブースター回収はこれで19回目の成功となる。最後の回収失敗以後、回収方法にも各種の改修が加えられたが、成功が連続し始めてすでにかなりの期間が経った。ブースター回収により衛星打ち上げのコストを劇的に低下させるというSpaceXの戦略にとって回収の成功が続くことには大きな意味がある。

〔日本版〕上のビデオは16分ごろから中継録画が始まる。Koreasat-5Aタレス・アレニア・スペースが製造した通信衛星で東アジアからペルシャ湾までの地域に衛星ブロードバンド接続を提供するという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+