Uberは2019年の第1四半期に計画されている株式上場のリード証券会社にはMorgan Stanleyが選ばれたと報じられている。ライドシェアリングの巨人の上場計画は、先週、証券取引委員会に非公開で提出された上場申請書がリークされたことでによって判明した。
UberがMorgan Stanleyを選んだことは、最初にBloombergが報じた。主幹事会社の選択にあたってはMorgan StanleyとGoldman Sachsが数ヶ月に渡って激しい競争を続けていたされる。この秋、両社はそれぞれ上場計画をUberに示していた。Uberは株式市場の歴城、最大の上場になると予想されており、ここで主幹事の座を得ることは投資銀行として極めて重要だった。リーダーに選定されたMorgan StanleyはUberの上場から巨額の手数料を得ることができる。
TechCrunchの取材に対し、Uberはコメントを拒否し、Morgan Stanleyからは回答が得られていない。
UberがMorgan Stanleyを選んだのは順当と見られている。Morgan Stanleyのテクノロジー投資の責任者、Michael GrimesはFacebook上場でも主幹事の責任者を務めており、UberのIPOでも手腕を発揮するものと考えられてきた。 Wall Street Journalによれば、Grimesは何年も前から自らUberのドライバーとなって熱心さをアピールしていたという。Morgan Stanleyが主幹事を得たのであれば、この副業の見返りは他のUberドライバーが得ている報酬より相当大きいものになりそうだ。
Morgan StanleyとGoldman Sachsは共に 2016年に実行されたUberのシリーズGに資金調達ラウンドに参加している。またGoldman Sachsは2011年からUberに投資している。
最近Uberは企業価値を720億ドルと見積もらており、上場後の時価総額は最高に1200億ドルになるものと期待されている。アメリカにおける最大のライバル、Lyftも最近上場を申請している。Lyftは上場の主幹事にJPMorgan Chase & Coを選んでいるという。Lyftの上場も2019年第1四半期が予定されている。事情に通じた筋によればLyftも上場後の時価総額が今年6月に記録された151億ドルの会社評価額を大きく上回ることを期待している。
画像:Bloomberg / Contributor / Getty Images
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