Uberは、カリフォルニア州とマサチューセッツ州の集団訴訟2件で和解してから一月もたたないうちに、別件が持ち上がった。今回の訴訟には、カリフォルニア州とマサチューセッツ州を除く全米の、現行および元Uberドライバー全員が関わる。
昨日(米国時間5/2)イリノイ北地区連邦地方裁判所シカゴ支部に提出された本訴訟は、Uberドライバーを独立契約者ではなく従業員として分類し、「未払い給与および補償の復活」、経費の精算、および「受け取ったがUberに搾取されれたりUberのポリシーによって失われたチップの支払い」を行うことを要求している。
この全米規模の訴訟は、カリフォルニア州とマサチューセッツ州で和解した2件と非常に似た内容だ。2件の訴訟では、これらの州のUberドライバーは独立契約者であり続けると裁定された。TechCrunchが以前報じたように、Uberは著しい譲歩を余儀なくされ、両訴訟合わせて38万5000人のドライバーに対して、1億ドルに上る支払いに応じた。
この米全集団訴訟はまだ始まったばかりだが、カリフォルニア州およびマサチューセッツ州と比較的似た結果が予想できる。カリフォルニアの訴訟は和解までに3年以上を要したが、最近前例ができたことによって今回はそれほど長くはかからないだろう。
「ドライバーの90%が、Uberを使う主な理由は自分がボスであることを気に入っているからだと言っている」と、Uberは訴訟についてTechCrunch宛の声明で語った。「従業員になると、ドライバーは決められたシフトで働き、固定時間給を得ると共に、他の乗り合いアプリで運転する機会を失う ― そして最も重要だと彼らが考えている個人としての柔軟度も。
[情報提供に感謝:@zerohedge]
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)