YouTubeがR・ケリーの公式チャンネルを削除

YouTubeが、R.Kelly(R・ケリー)の公式チャンネルを削除した。これは、R・ケリーが性的人身売買の罪で有罪判決を受けたためだ。YouTubeはロイターに対して「RKellyTV」と「RKellyVevo」のチャンネルはすでに存在せず、ケリーはYouTube上で他のチャンネルを作成したり所有したりすることはできないとしている。YouTubeは、クリエイターの責任に関するガイドラインに沿って、今回の措置をとった。

ただし、これはすべてを一律に禁止するものではない。ケリーの音楽は、引き続きYouTube Musicで聴くことができる。また、他のユーザーがアップロードしたケリーの動画は、引き続き視聴することができる。編集部はYouTubeに対して、その理由を明らかにするよう求めている。

2017年、2人の女性がR・ケリーの音楽をストリーミングサービスやラジオから削除させるキャンペーンを始めている。彼に対しては、何十年も前から告発が行われてきた。検察は、ケリーがその名声を利用して女性や未成年の少女を搾取していたとし、連邦陪審員は2021年9月、彼を性売買の罪で有罪とした。

R・ケリーの判決公聴会は5月に行われる予定だ。最低の刑期は10年だが、最大で終身刑になる可能性もある。

編集部注:本稿の初出はEngadget。執筆者のKris Holtは、Engadgetの寄稿者です。

画像クレジット:Chicago Tribune / Contributor

原文へ

(文:Kris Holt、翻訳:Katsuyuki Yasui)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。